コラム『Remember past order vol.8~俺に言わせろ』

こんにちは、BROSENTの清水です。

BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか?」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います!」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。

長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。

なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい!我々はオーダー屋です!』と言う事を知って頂きたい!と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。

お買い物の参考にして頂ければ幸いです。

では参りましょう!

 

本日ご紹介する靴はこちらです。

 

 

靴業界に入って20云年、ある時ふと思ったことがあります。

『メンズシューズのトゥのデザインって限られてるよな~。。。何か新しい、しかもメジャーになるデザインって無いかな~。。。』

現在メジャーなトゥのデザインと言えば≪プレーン≫≪キャップ≫≪ウイング≫≪エプロン(ユー)≫辺りでしょうか?

奇抜な所では≪センターシーム≫≪ダブルシーム≫なんかもありますが、所謂本格靴と言われる靴にはあまり採用されていません。

奇抜はやはり『メインストリームにはならない!』と思い、色々と考えてみたんですが、これがなかなか見つからない。。。(T_T)

 

昨年本間君とお店を開く際に久々に本気で考えてみました。

で、ついに思いついたのが今回ご紹介する≪スライドキャップ≫でした。

『え?キャップのパクリですって?いやいやいや。。。インスパイア(影響を受けた)ですよ、インスパイア!!』

と言う事で完全な新しいデザインと言う事にしておいてください。

キャップとの違いは。。。

 

≪スライドキャップ≫
≪スライドキャップ≫
≪通常のキャップ
≪通常のキャップ

 

最大の特徴はトゥに入ったデザインが名前の通り斜めに入っていることです。

このデザインの良い所はずばり『気付かれない事』。

男のファッションは華美であってはいけません。

華美は下品に限りなく近いと思います。

目立たないけど人とは違う、それがダンディズムと言うものです。

ごくたまに『あれ?珍しい靴履いてるね』と言われるくらいがちょうど良いんです。

 

皆さんも是非BROSENT流ダンディズム、体験してみて下さい!!

 

 

 

本日ご紹介した靴は『作例1』⇒『Ex.22』でご覧いただけます。

BROSENTの靴の特徴に関しては『BROSENTの靴』でご覧いただけます。

オーダー方法に関しては『How to Order~オーダーの方法』でご覧いただけます。

 

 

 

BROSENTでは「染め替え」「修理」を郵送でご対応致します。

詳しくは『修理&染替えの郵送でのご依頼』をご覧ください。