本間です。
本日のブログは「修理靴」のご紹介です。
オールソール交換やトップリフト交換等・・・
修理する部材に拘りの有る方は必見です。
レザーソールの高級部材の中ではトップクラスの位置に値する「オークバーグ レザーソール」
その中でもまだまだ知る人ぞ知る⁉マニア必見のレザーソールを使用した修理靴のご紹介です。
2021年の今ぐらいの時期でしょうか。
靴業界全体がざわついた事件が有りました。
それは・・・
「Joe. Rendenbach(ジョー・レンデンバッハ)社」廃業
これには、世界中の靴メーカーや修理店等々・・・
靴業界全体が二度見、三度見して「マジか・・・」と失望したのではないでしょうか。
因みに靴好きの方なら「知ってて常識⁉」かもしれませんが、「???」の方もいらっしゃると思いますので画像をご確認ください。
このソール中央「JR]の刻印がアイコン的な役割を果たしてます。
この「JR」とは「Joe. Rendenbach(ジョー・レンデンバッハ)社」の頭文字を取ったものです。
なぜ?この「JRレザーソール」が良いのか?
それは、耐久性の高さが1番の理由だと言えます。
世界的トップ靴メーカーの「EDWARD GREEN(エドワードグリーン)」を初め、「クロケット&ジョーンズ(ハンドグレードライン)」等々・・・特に英国製高級メーカーが多く使用している事から靴愛好家達は自分の靴の修理をする時にこの「JRレザーソール」に拘って選んでいたのではないでしょうか。
BROSENTでもオーダーシューズやオールソール修理の際はメインでこの「JRレザーソール」を
使用していました。
確かな品質と値段に値する高級感の有る仕上がりと耐久性を兼ねたレザーソールでした。
そんな「Joe. Rendenbach(ジョー・レンデンバッハ)社」が廃業となれば・・・
それは世界中の革靴関係者達がざわつく事も無理は有りませんでした。
既に生産はストップしてるので大量に在庫を持っていたメーカーや修理店の残りストックのみで
この世から姿を消してしまいます。残念・・・。
ただ、どうやら同じドイツ国内のメーカーがこの「レンデンバッハ」を引き継いで生産してる様ですね。品質はどうなのか?等々気になる所では有ります。機会が有れば自分の靴で修理してみようかな。
と前置きは長くなりましたがそんな「JRレザーソール」が無くなってしまった事から
それに代わる「レザーソール部材」は無いかと色々な伝手を辿り探した結果!
JRソールに負けない素晴らしい「オークバーグ レザーソール」に巡り合えました。
その名は!
『Gerberei Martin(ゲルベライ・マルティン)』
※マーティンとも呼ばれていますがBROSENTでは「マルティン」とします。
取り扱いを始めた2022年2月にブログ ➾ 過去ブログ
この「マルティン」実はとても優秀で既成靴では最高金額と言われている
イタリアメーカーの「シルバノラッタンジ」や「ビスポークメーカー」が使用しています。
まだまだ知名度はそれ程高くないのですが高級の中の高級レザーソールなんです。
30万オーバーの既成靴や金額3桁の海外ビスポークメーカーが使ってるわけなので。
当時、取り扱いするに辺りネット検索をしても「ドイツ語」のHP位しか出ず・・・
しかも全く更新された感じも無く・・・情報ほぼ皆無(笑)
ただ、それがまたそそられました。
「そんなに良い素材なのに何故今まで殆ど使われてなかったのか??」
それから数年、JRソールがなくなった後に取り扱うお店も増えてきて
今では日本のショップや個人ブログなんかでもヒットする様になってました。
今だ刻印が付いてたりついてなかったりしますが。。。
この『Gerberei Martin(ゲルベライ・マルティン)』は現在はBROSENTのオーダーシューズの基本仕様として使っております。
BROSENTのオーダーシューズに使用する「マルティン」には現在は刻印は入ってません。
オールソール修理の場合は刻印が入ってたり入ってなかったりします。
そんな知る人ぞ知る「マルティン」のレザーソールで先日オールソール修理を承りました。
お預かりしたお靴は英国メーカーの「Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)」です。
腕の良い修理職人に依頼しているのでステッチのピッチも細かく美しいお仕上りです。
実際に履いてみないと解らないとは思いますが、やはりオークバーグ、硬さは有ります。
ただ、しっかり繊維が詰められていて耐久性に関しては抜群と言う声を頂いております。
中にはJRレザーソールよりも柔らかく感じるし耐久性も高いと言う声も⁉
その辺りは人それぞれ歩き方や受ける印象が違うのその逆の方もいるかもしれませんが。。。
ただ、「拘り」と言う点に関しては抜群に靴好き心をくすぐるのでは?
今まで「JRレザーソール」に拘って修理されてた方にもきっとご納得いただける!
そんな世界基準の『Gerberei Martin(ゲルベライ・マルティン)』です。
気になる方はBROSENTでオールソール修理をお承り致しております。
また、ちらっと伝えましたがBROSENTのオーダーシューズはこの「マルティン」のレザーソールが
アップチャージ無しの基本仕様として付いてきます。
これだけでもBROSENTの拘りが伝わってくれると嬉しいです。
修理靴、オーダーシューズ共にしっかりとお客様のご意見に沿ったご提案をさせて頂きます。
是非、ご依頼 お問合せ ご来店をお待ちしております。
修理靴 オーダーシューズお問合せメール ➾ お問合せ
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