こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
本日は一般の方と言うよりもしかしたら靴屋さんのスタッフさん向けかもしれません。
ちょっとマニアックですが革靴のウェスト(土踏まず)のお話です。
是非最後までご覧ください。
人それぞれ意見があると思いますが、靴の履き心地の大半はウェスト(土踏まず)で決まる、と私は思っております。
他にも振り角度や踵の小ささ、丸さなど様々な要素もありますが一番はウェスト(土踏まず)だと思います。
フィッティングの前に靴作り、と言うかラストの設計の話からしましょうか?
そもそもこれが出来てないと履き心地も何も無いですから。
大前提として靴の土踏まずは絞れていた方が良いです。
これサイズ調整に使うインソールなんですが、黒い線がBROSENTの中底型、赤い線が某有名イギリスメーカーの中底型です。
BROSENTの方がウェスト(土踏まず)が細いのが分かると思います。
今回は細かく話しませんが、更にカカトが小さく、前方の振り角度も大きいです。
話を戻して、このウェスト(土踏まず)の細さが肝なんですが、最近は行き過ぎちゃって。。。
靴内部の甲革に土踏まずが乗っちゃうような靴もあります。(赤丸辺り)
これはやり過ぎです。
矯正する必要が無い足なのに矯正靴履いてるようなものです。
むしろ悪くなります。
あと少し話は逸れますが。。。
靴屋さんで時々こんな感じでソールを見て『絞れてるなぁ』なんて仰っている方をお見かけしますが、ここ見ても何も分かりません。
ここはあくまでソールなので、削り方次第でどうとでも見せることが出来るからです。
さてウェスト(土踏まず)は適度に絞った方が良いと言うことが分かったところで、次にフィッティングにいきましょう。
BROSENTのオーダーは幅の補正が可能です。
BROSENTを始めるにあたりここだけは拘りました。
何故か?
長年既成靴を販売して、どんなに良いラストを作ってもある特定の幅の人じゃないとそのラストの良さを享受できない、と言うことに気付いたんです。
どういう事かと言うと。。。
普通靴屋さんに行くと幅が合っているか確認されますよね?
きつければ痛くなるし、緩ければ靴の中で足が動いてしまいます。
ですから幅を最優先します。
これはこれで間違ってはいませんが、幅を合わせるために足の広い人は大きなサイズを、狭い人は限界はありますが小さいサイズを履かされてしまいます。
そうするとウェスト(土踏まず)位置がずれちゃうんです。
これにより靴の履き心地の良さを感じることが出来なくなります。
幸か不幸か日本は幅の広い靴は豊富なので幅の広い方は他の靴を選ぶことが出来ますが、細い方は選びようがありません。
なので私は『無理に小さいサイズを選ばないで、インソールで調整した方がまだ良いですよ。調整しようがないほど緩い場合は潔く諦めた方が宜しいかと。。。』とお伝えしています。
最後にウェスト(土踏まず)の位置が合っているかどうかの見方を。
靴を履いた状態で真横からウェスト(土踏まず)を見てみて下さい。
矢印の場所に写真のような皺が入っていませんか?
これ靴のウェスト(土踏まず)と足のウェスト(土踏まず)がずれている可能性がある証拠です。
誰が履いても皺が入りやすい靴や、足の形状や歩き方によって入る場合もあるので絶対とは言えませんが、一つの目安にはなります。
ご参考ください。
ではでは。。。
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