コラム『Remember past order vol.266~グレー&グレー』

 

こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。

連載企画『Remember past order』

このコーナーでは過去の作例を『この靴のポイントはここですよ~』とか、『BROSENTではこんなことが出来ますよ~』と言う具合に分かりやすく解説付きでご紹介しています。

もう既にBROSENTのお靴を持っている方も、これからオーダーしてみようかなぁと言う方もお買い物の参考してして頂けると幸いです。

それではいってみましょう!!

本日は『グレー&グレー』なお靴のご紹介です。

 

 

本日まずは染替の話をさせてください。

最近グレーへの染替え、特に茶靴からグレーへの染替依頼をちょいちょいいただいております。

ですが!

誠に申し訳ございませんがグレーへの染替はベースがどんな色でも出来かねます。

当ブログの常連さんたちはご存知だと思いますが改めて解説しましょう。

 

まず現代社会には白の染料と言うものが存在しません。

古代にはあったらしく、また現代でも作れなくはないらしいんですが費用対効果が全くない為生産されないそうです。

でも世の中には白い物ってたくさんありますよね?

それらはペンキなどの顔料を物体の上に塗ることで表面だけ白くしたり、脱色などで白くしているんです。

ここまではOKですね?

 

白の染料が無い、と言うことは白を使わなければ出せない色、水色(青+白)、ピンク(赤+白)なども同様に出来ません。

そう!グレーも黒+白なので出来ないんですね。

 

ではどうやってグレーの靴を作っているかと言うと。。。

 

 

写真のようなヌメ革に薄く黒で染めて下地を透かすことでグレーに見せているんです。

簡単に書いていますが、本間先生曰く『ヌメと言っても薄い茶系なので黒っぽいグレーに見せる調整が難しい』そうです。

なのでヌメより更に茶が濃い茶靴をグレーに染め替えることは出来ないんです。

ご理解いただけましたでしょうか?

 

因みに『革靴の染替え』を謳っているお店で『グレー出来ますよ~』と言うお店は恐らく顔料の吹き付けです。

これやっちゃうと大概の場合履きジワ部分の顔料が割れてきます。

こうなると元の色には戻せませんし、ひたすら上から顔料を吹き付け続けるしか方法はありません。

なので気を付けて下さい。

 

そんな面倒臭く貴重なグレーでお作りしたお靴のご紹介です。

 

 

グレーベースでお作りしたダブルモンク≪Rebecca(レベッカ)≫です。

 

 

グレーに染めたカーフとちょいと珍しい。。。

 

 

アフリカに生息するウシ科の動物『クードゥー』のスエード≪クードゥーリバース≫のコンビです。

 

 

染める技術と希少革の入手ルートがないと出来ない逸品です。

こんな靴が出来るのもBROSENTならではですね。

 

気になった方は是非お気軽にご相談ください。

 

 

ではでは。。。

 

 

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