こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
BROSENTのオーダー靴と言えば≪フリーカラーシステム≫です。
手染めで1足1足仕上げるので、『このデザインでこんな色があったらなぁ。。。(-_-;)』と言うことがありません。
では一体どんな色が出来るんでしょうか?
短期連載『これがフリーカラーシステムだ!』ではオーダー出来るカラーのベースとなる『オリジナルカラー』をご紹介致します。
本日は≪Blue Dull(ブルーダル)≫編です。
BROSENTのオーダーは≪フリーカラーシステム≫と言って手染めで1足1足仕上げています。
セントラルさんから上がってきた段階では。。。
こんな感じです。
それを。。。
こんな感じで仕上げていきます。
ところでヌメ革って高いんですよ~!!
黒など色が入っている革と違って誤魔化しが効かないので、良い原皮じゃないと出来ないんです。
なので値段も色付きよりは高くなります。
ですがご安心を。
BROSENTのオーダー靴の基本価格にはこの革代も、更には染め代も全て含まれております!
安心してご注文下さい!!
その為大体のお色は再現することが出来るんですが、いざ『どんな色でも出来ますよ』と言うと、『う~ん。。。』と悩む方が結構いらっしゃいます。
その為≪オリジナルカラー≫をご用意し。。。
≪BROSENT Viewer≫と言うシステムで近い色を見てもらい、『これよりもう少し濃く』とか『これをベースにグラデーションを』みたいな感じで選んでいただいております。
では≪オリジナルカラー≫にはどんな色があるのか?
短期連載『これがフリーカラーシステムだ!』ではその≪オリジナルカラー≫を1つずつご紹介していこうと思います。
本日は≪コービーブラウン≫に続く日本の伝統色、和の色シリーズの第2弾で登場した≪ブルーダル≫のご紹介です。
元々BROSENTではネイビー系やグレー系が人気です。
これらを合わせたような色ないかな~と思っていて見つけたのがこちらの色。
和名を『青鈍(あおにび)』と言います。
『青』は『青』、『鈍』はグレーみたいな色を指します。
昔は『藍』で一度染め、その後から『鈍色』で染めたりしていたようです。
まさに思っていた通りの色です!!
≪コービーブラウン≫は江戸時代に流行った色とご紹介しましたが、こちらはもっと昔、平安時代に流行った色です。
かの『平家物語』にも記載があり、「空蝉の尼君に、青鈍の織物、いと心ばせあるを見付けたまうて、御料にある梔子の御衣、聴し色なる添へたまひて」と書かれています。
意味は分かりませんが。。。
一目見て気に入り、本間君に再現してもらいました。
出来たのがこちら!
良い感じです!
まさにネイビーとグレーのハーフ!!
何とも表現しずらい色味です。
この色はこれで完成している感じなのか、『明るく』とか『暗く』と言ったご要望がありません。
『この色と同じ感じで』というご要望が圧倒的です。
履く靴でこれほど蘊蓄が語れる色もそうありませんよ!!(笑)
さぁ!貴方ならどんな色の靴を作りますか?
ではでは。。。
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