こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
皆さんが履いている靴のソールはレザーですか?ラバーですか?
本日はレザーソールが良いんだけど滑るのが嫌、と言う方に『こうしたら結構滑らなくなるよ』と言うお話です。
是非最後までお付き合いください。
オーダーでソールを決める時に『レザーソールが良いんだけど滑るからなぁ。。。』と言う方が結構いらっしゃいます。
かくいう私も基本的にはレザーソール派です。
何故私がレザーソール派なのかは少し前のブログで書いているので是非そちらもご覧ください。⇒『ブログ-私が革底が多い訳~ソールの仕様のお話』
流石に四半世紀も靴屋さんやっていて慣れているのでそうそうツルっといくことはありませんが、昔は滑って転んだこともありました。
何か滑りにくくする方法はないのか?
実は結構簡単に滑らなくする方法があります。
まずツルっといく瞬間を思い出してみてください。
人間歩行時に足を踏み出す時踵から着地します。
滑るのはこの瞬間です。
なので踵を滑らなくすればかなりツルっを防ぐことが出来ます。
レザーソールの場合既成靴だと。。。
大概革&ゴムのかかとが付いており、『化粧釘』と呼ばれる飾りの釘が打たれています。
実はこれが滑る最大の要因となります。
金属と革、どっちが柔らかいですか?
当然革の方が柔らかいので減りが早いです。
そのため。。。
金属で出来た釘が頭を出して潰れて広くなってきます。
上の写真の黄色い丸が元の大きさの釘、潰れて広くなったのが赤い丸で囲ってある釘です。
かなり広くなっているのが分かると思います。
これが地面に着いた瞬間にツルっといくんです。
なのでこの踵のパーツだけをラバーに変えてあげると一気に滑りにくくなります。
BROSENTのオーダーの場合主に2種類のパーツをお勧めしています。
レザーソール=革底の『コツコツ感が好きだ』と言う方にはこちら。
イタリア≪SVIG≫の≪Rodi(ロディ)≫です。
硬度がかなり高いので『コツコツ感』を残しつつ、滑りはある程度抑制できます。
私みたいに革底の反発性を残しつつクッション性が欲しい場合はこちら。
イタリア≪Vibram≫の≪Cape Town(ケープタウン)≫です。
スニーカー並みのクッション性を誇り、レザーソールとは思えない履き心地になります。
このようにオーダーの場合1足1足作るので履く方の用途に合った仕様にすることが出来ます。
分からない場合はオーダー時にはお気軽にご相談くださいね。
ではでは。。。
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