こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
連載企画『Remember past order』。
このコーナーでは過去の作例を『この靴のポイントはここですよ~』とか、『BROSENTではこんなことが出来ますよ~』と言う具合に分かりやすく解説付きでご紹介しています。
もう既にBROSENTのお靴を持っている方も、これからオーダーしてみようかなぁと言う方もお買い物の参考してして頂けると幸いです。
それではいってみましょう!!
本日は『経年変化を楽しみたければこれだ!』なお靴のご紹介です。
『経年変化』って言葉ご存知の方多いと思います。
革製品は使い込むうちに味が出て、新品では出せない美しさ、カッコ良さ(艶感や斑感など)を醸し出します。
美しさの概念は人それぞれなのであくまで個人的な見解ですが、『経年変化』による美しさ、カッコ良さは靴のスタイルによって異なると思います。
例えばイギリスの『トリッカーズ』の『カントリーコレクション』などは顔料バリバリの革が多く、使い込んでも革自体にはあまり味は出ず、どうしても単にボロっちぃ感じなります。
でもこれがこの靴のスタイルには合ってるんですよね。
元々がワークブーツみたいなものなので、少しボロッちい方がカッコいいです。
ではドレスシューズはどうでしょう?
ドレスって言う位ですからやはり綺麗な方が良いと思います。
と言うことはクリームの浸透による艶感や斑感が出にくい顔料バリバリな革は基本的に『経年変化』は楽しめません。
黒や白などがこれに該当します。
ガラス革など単にぼろい靴になるだけです。(個人の好き好きですが。。。)
あと色ですが、濃い色はあまり変化がおきません。
濃いので変わりようがない、と言うことです。
ではどんな靴が良いのか?
こんな靴です。
オレンジがかったミディアムブラウン≪サンセットブラウン≫でお作りしたエプロンフロントダービー≪Leila(レイラ)≫です。
BROSENTが手染め用に仕入れている革はフランス≪アノネイ≫の≪ヴェガノ≫と言う革です。
この革は色々と手を加えていないためクリームも入りやすく使い込む内に良い感じに艶感、斑感が出てきます。
また適度に色も明るいので現状維持だけでなく、少し濃くしたり、赤味を入れたりと様々な変化を楽しむことが出来ます。
育て方は自由自在!
皆様のお好きなように経年変化を楽しんでください!!
ではでは。。。
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