こんにちは、BROSENT（ブロセント）の清水です。
最近『清水さんがやってるやつやりたいです』と言う方がちょいちょいいらっしゃいます。
さて『清水さんがやってるやつ』とは何でしょうか？
当ブログを以前からお読みいただいてくださっている方ならご存知かもしれませんが、正解は『積み革１枚追加』です。
本日は改めてこの『積み革１枚追加』をご紹介しようと思います。
よく『ヒール』とか『かかと』と言いますが、通常革靴の『ヒール』は２つのパーツで出来ています。
一番下、黄色の矢印の部分が『トップリフト』とか『化粧』と言われるパーツです。
革靴の修理として『爪先の補修』と並んで一番最初に行われる修理がこの箇所の交換だと思います。
で、その上の部分、赤い矢印の部分。
この部分だけの交換が出来ないため、一般の方の間ではこの部分あまり名前で呼ばれることって無いと思うんですが、『積み革』と呼びます。
『積上げ』『ヒールリフト』『スタック』とも言います。
革の板を重ねて作られているんですが、安価なものですとプラスチックのヒールに革模様のテープを貼ってあったりもします。
BROSENTの靴は当然革で積んであります。
革の厚みは約４ｍｍです。
この積んである革を１枚追加するオプション、それが『積み革１枚追加』です。
私は革底でオーダーする場合100％これ付けてます。
このオプション、と言うか仕様ですが、ビスポークメーカーさんがたまにやっていたりします。
やるからにはそれなりにやる理由がある訳なんですが、私にとってはやらないの選択は無し！
付ける一択です。
ではどんなメリットがあるのかご説明しましょう。
まず物理的に背が高く見えます！
脚が長く見えます！！
左が『積み革１枚追加』、右が標準です。
４ｍｍ高くなっているんですからそりゃ当然そう見えます。
身長170.0ｃｍの方なら170.4ｃｍに、しかも脚が伸びる訳です。
脚が短く見えたい人っていますか？
いませんよね～！（笑）
続いて実はこちらの方がビスポークメーカーさんがやるメインの理由だと思うんですが、足が細く、長く綺麗に見えるんです。
どういう事かと言いますと。。。
普通こう見えるものが。。。
カカトを高くすることで角度が付いて細く、長く見えてくれるんです。
レディースの靴のヒールが高いのもこれが理由の一つです。（動きにくくするためなど他にも理由あり）
『背が高く見える』『脚が長く見える』『足が細く、長く綺麗に見える』
そりゃやるの一択になるに決まってます！
次回のオーダーの際にはぜひ付けてみて下さい！！
ではでは。。。
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