こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
BROSENTのオーダー靴と言えば≪フリーカラーシステム≫です。
手染めで1足1足仕上げるので、『このデザインでこんな色があったらなぁ。。。(-_-;)』と言うことがありません。
では一体どんな色が出来るんでしょうか?
短期連載『これがフリーカラーシステムだ!』ではオーダー出来るカラーのベースとなる『オリジナルカラー』をご紹介致します。
本日は≪Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)≫編です。
BROSENTのオーダーは≪フリーカラーシステム≫と言って手染めで1足1足仕上げています。
セントラルさんから上がってきた段階では。。。
こんな感じです。
それを。。。
こんな感じで仕上げていきます。
ところでヌメ革って高いんですよ~!!
黒など色が入っている革と違って誤魔化しが効かないので、良い原皮じゃないと出来ないんです。
なので値段も色付きよりは高くなります。
ですがご安心を。
BROSENTのオーダー靴の基本価格にはこの革代も、更には染め代も全て含まれております!
安心してご注文下さい!!
その為大体のお色は再現することが出来るんですが、いざ『どんな色でも出来ますよ』と言うと、『う~ん。。。』と悩む方が結構いらっしゃいます。
その為≪オリジナルカラー≫をご用意し。。。
≪BROSENT Viewer≫と言うシステムで近い色を見てもらい、『これよりもう少し濃く』とか『これをベースにグラデーションを』みたいな感じで選んでいただいております。
では≪オリジナルカラー≫にはどんな色があるのか?
短期連載『これがフリーカラーシステムだ!』ではその≪オリジナルカラー≫を1つずつご紹介していこうと思います。
本日ご紹介するのは2019年に和の色シリーズ第2弾として登場したライトブラウン≪Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)≫です。
マンダリンって聞いたことありますよね?
でも何の果物の事か意外と知らなくないですか?
実はマンダリンとは蜜柑(ミカン)のことを言います。
原産地はインドで、室町時代に中国経由で日本に渡ってきたと言われていますが。。。
これ誰だか分かります?
聖徳太子。。。らしいんですが、既にこの時代にはこの手の色自体は着られてたんですね~!!
また綺麗な色をしていたため。。。
江戸時代には女性、特に若い方に好まれたそうです。
と言う訳で『蜜柑色』⇒≪Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)≫としてオリジナルカラーとして採用されました。
海外メーカーでも定番としてよく使われる色合いで。。。
イギリスの『Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)』や。。。
『Tricker's(トリッカーズ)』なんかでも色名こそ違え似たような色が使われています。
ではBROSENTの作例を見てみましょう。
ベースはこんな感じです。
明るめの色なのでエプロンフロントなどカジュアルの靴によく合います。
ただそこはBROSENT。
ひと手間かけると少しドレスっぽくも行けます。
≪グラデーション(トゥに向けて濃くしていく仕上)≫&≪アクセント(パーツ淵を濃くする仕上)を施したり。。。
≪フレーム(靴を絵画に見立て濃い色で縁取る仕上)≫などを施すとグッとドレスっぽくなります。
またヌメから仕上げるので。。。
ギリギリで≪Мカーフ≫も行けます。
春夏はもちろんこれだけ出来れば秋冬でも履けそうですね。
さぁ!貴方ならどんな色の靴を作りますか?
ではでは。。。
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