こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
本日より靴好きさん、革好きさん必見の短期連載『姫路訪問記』を4回に分けてお送りいたします。
是非ご一読ください。
先月姫路にあるお取引先≪EGRET(イーグレット)≫様でオーダー会を開催いたしました。
ご来店いただいた皆様、誠にありがとうございました。
さて姫路と言えば、この業界で働いている者なら誰でも使っているある物の生産で有名な所です。
ある物とは。。。
そう!革です!
姫路は日本有数の皮革の生産地なんです。
かつては『播州なめし』と呼ばれ、その歴史はかなり古いようです。
平安時代末期の法令集「延喜式」の中で既に確認出来るそうで、中世以降では、「播磨の革工能く熟皮(なめしがわ)を物しその品争いて当時の武士に求められる」と言われ、全国的にも大変人気がありました。
現在の皮革の多くはクロームと言われる薬品を使って鞣したものが多く、鞣し後ウェットブルーと言われ青味ががっています。
ですが姫路伝統の鞣し技術を用いた皮革は『姫路白鞣し』と言われ白色をしています。
色が綺麗に入り、大変貴重な逸品です。
そんな姫路に私が行ってただで帰ってくるはずがありません!!
行ってきました!
革屋さん=タナリーに!!
BROSENTでも人気の高い黒桟革を生産する坂本商店様と、コードヴァンを生産する新喜皮革様にお邪魔してきました!!
まずは坂本商店様からご紹介致します。
最初に≪黒桟革≫を簡単にご紹介しておきましょうか。
≪黒桟革≫は『革の黒ダイヤ』とも呼ばれ、日本伝統の「なめしの技術」と「皮革の吟面の美しさを活かした厳しい塗りの技術」と言う二つの技術からなされる芸術品とも言える皮革です。
革の表面に何層にも漆を塗り重ねることで、美しさと耐久性を兼ね備えた他に類を見ない皮革となっています。
その特徴を活かし。。。
古くは大将クラスが着用する甲冑などにも用いられていました。
現代でも剣道の防具などにも用いられています。
世界での評価も大変高く、フランスの『Premiere Vision』や香港の『APLF展示会』などで数々の賞を受賞しています。
と言うことで、まずはショールームにお邪魔します。
とても綺麗なショールームに革やそれを使った商品などが並んでいます。
まずはこちらで諸々商談を。
坂本商店さんは1920年代に創業し、現在の社長の坂本弘氏が3代目となるそうです。
ここで姫路に革産業のお話や、前述した『姫路白鞣し』のお話など大変貴重なお話を伺うことが出来ました。
続いて工場を見せてもらいます。
坂本商店様の場合ちょっと普通のタナリーと違い、革を生産する工場に加え、漆塗りと言う特殊な工程があるためそれをやる工場と2カ所に分かれています。
まずは鞣し工場から。
原皮の毛などを抜き取った後、『太鼓』と呼ばれる大きな装置で、鞣していきます。
坂本商店様ではクロームなどの薬品は一切使っておらず、100%天然素材を使ったタンニン鞣しだそうです。
そして出来上がったのが!?
続きは次回お見せいたします!!
お楽しみに!!
ではでは。。。
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