コラム『BROSENT知恵袋Vol.77シャークスキンは冠婚葬祭で使える!?+小ネタ』

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

本日は『シャークスキン=サメ革で作った靴の使い方』についてのご質問にお答えします。

 

本日のご質問はこちら。

 

 

『サメ革靴は冠婚葬祭に使えますか?本来、牛革も4本足の哺乳類のため殺生にあたり好ましくない。サメは魚類で塩で清める意味でも良いとかいう話を聞いたことあります。雨の日でも銀浮きシミにならず使えたら最適かと(笑)素直に撥水カーフで良いとは思いますが。。。』

 

 

こんなのでしょうか?

 

 

ははは。。。流石に冠婚葬祭は難しいのではないでしょうか?

昨今増えているレストランなどで行う人前式のようにカジュアルなスタイルなら問題ないと思いますが、きちんとした結婚式場、教会、神社仏閣などで行う場合はやはり避けた方が良いと思います。

和風の式でも男性はほとんどの方は洋装です。

 


 

洋装の場合はやはりブラックカーフのキャップトゥ=ストレートチップかプレーントゥ(内羽根)が基本です。

お葬式は流石に派手なものは避けた方が良いと思います。。。

 

と言うことで本日の答えは。。。

 

 

『流石にシャークスキンで冠婚葬祭は厳しいと思います。冠婚葬祭は参列者はあくまで脇役です。地味にいきましょう!』

 

 

でした。

 

 

。。。終わってしまいましたね。。。

 

ちょっと短かったので小ネタ行きましょうか。

 

私たちが使っているサメ革は。。。

 

 

通常ヨシキリザメなどの革を使用しています。

太平洋戦争中は牛革の代用品として、水産皮革が推奨されたそうです。

その中にはサメもあり、軍靴などが製造されていました。

 

 

見た目は今のサメ革と大差はないようです。

ですが当時の物は丈夫は丈夫だったらしいですが、固いし、水は染みるし、劣悪なものだったようです。

現代では鞣し技術も発達して、『軽く』『柔らかく』『傷付かず』『水弾く』と言う最強の天然素材の一つとなっています。

 

 

あとよく日本刀の柄の装飾に使われて。。。みたいなことが書いてあります。

ひし形の穴の部分の内部です。

 

 

確かにこれもサメ革と呼ばれていますが、厳密に言うとエイ革です。

昔はサメとエイの区別が無かったようで、全てサメ革と呼ばれていたみたいなんです。

これは歴史が古く、6世紀ごろには既に使用が始まっていたそうです。

 

ヨシキリザメなどを用いたサメ革の歴史はそれほど古くはないようですが、身はすり身で食べて、ひれはフカひれで食べて、革ももったいないので使っちゃいましょう!

せっかく良い物なんですから!!

 

と言うことで本日はお終いです。

 

 

ではでは。。。

 

 

 

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