本間です。
今回も「革靴の染替え」の施術例のご紹介です。
お預かりしたのは「EDWARD GREEN（エドワード グリーン）」のチャッカブーツです。
≪チェスナット≫から≪ダークオーク≫への染替えを行いました。
改めましてお預りした靴はコチラのブーツです。
≪EDWARD GREEN（エドワード グリーン） カラー：チェスナット≫
チェスナットカラーのブーツをご自身で濃いクリーム等を使用して全体の色を濃くしようとした所、
ムラになってしまったとの事です。
市販されている「乳化性クリーム」はあくまでも「補色」程度にしか色は付きません。
その為、長期使用する事で全体的に深みを出す事は出来ますが色を変える事は難しいですね。
また、履きジワ等の革が柔らかくなっている箇所はクリームが染み込みやすく部分的にムラが発生します。画像のお靴もやはりその様な現象が起こっております。
全体の色を濃くする場合はやはり染色し直す方法となります。
それではご依頼内容はコチラです。
≪チェスナットからダークオークへの染替え(カラーチェンジ）≫のお仕上がりをご覧ください。
履きジワ部分の濃くなった箇所と同化する様に濃さを調整すると、画像位の濃さでの「お仕上がりになります。
顔料（塗料）と違い染料での染替えは、現状のカラーからの染直しとなりますのでお仕上がりのイメージよりも1～2トーン濃く仕上がる事が殆どです。
ただ、染料で仕上げた場合この様なメリットが御座います。
自然光や強い光が当たった時の透明感。
革本来の美しさやしなやかさを損なわずに仕上がります。
顔料（塗料）仕上げのベタ塗り感とは大きく異なります。
「EDWARD GREEN（エドワード グリーン）」の様な良い革を使用した靴の場合は
特に革質の変化が気になる所だと思いますが出来る限り負担を掛けない様にお仕上げ致します。
その分 作業時間が掛かる為、現在も引き続きお預かり期間は「2か月～3か月待ち」となります。
お急ぎや日にち指定の仕上げはお受け出来ません。
お時間に余裕を持ってご依頼頂けると幸いです。
革靴の染替えをご検討中の皆様、是非お問い合わせお待ちしております。
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