こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
本日は『靴を長持ちさせる方法』についてのご質問にお答えします。
本日のご質問はこちら。
『最近靴に凝り始めました。良い靴を履くと気持ちが良いですね。ところで靴を長持ちさせるにはどのようの方法がありますか?定期的にメンテナンスをするとか、シューキーパーを入れるとかは分かるのですが、他に何かプロならではの技とかはありますか?』
なるほど。
最近靴に凝り始め、折角だから長持ちさせたいと、そういうことですね?
やはり基本に忠実にやるのが一番かと思います。
ですがその基本の中でも結構やられていないこともあったりするので、本日はそれをご紹介しましょう。
靴を長持ちさせる秘訣、一つ目は。。。
ご質問者の方も仰っているシューツリーです。
日本ではシューキーパーとも呼ばれますが、こちらは和製英語だと思います。
海外ではシューツリーと言う呼び方が一般的です。
上の写真のように革靴は一日履くと皺が深く入ります。
この状態で乾燥していたりすると矢印の部分がひび割れてきます。
いくらソールの張替が効くと言っても、アッパーが破けてたら張り替えても意味が無いですからね。
続いてはやはり定期的なメンテナンスです。
よくお化粧に例えられますが、やり過ぎは禁物です。
覚えたての頃って楽しくてしょっちゅうクリーム入れたりしてしまいがちですが、栄養の過多はカビが生える原因ともなります。
月に1回、2回程度で十分ですが、確実にやるようにしましょう。
そして。。。
アッパーだけではなく、レザーソールの場合ソールのお手入れも忘れずに行いましょう。
乾燥した状態だと削れるのが早く、ソールの消耗が早くなります。
鰹節は削れるけど、生ガツオは削れない、理論です。
ソール交換が出来る回数には製法にもよりますがやはり限界があります。
なのでなるべくオールソールを避けることが靴を長持ちさせることにも繋がるのです。
あと。。。
アッパーにクリームを塗る時にコバにも同様に塗ってあげて下さい。
靴全体を綺麗に見せるためでもありますが、コバの保革に繋がります。
オールソールを交換する時にコバがダメになっていると交換自体が出来ないことがあります。
これも忘れずに行ってください。
あとは好き好みもありますが、ハーフラバーを貼ることでソール本体にダメージを与えないと言う方法もあります。
この方法だとソール交換をしないで済むのでかなりもつと思います。
最後に靴は適度に履いてあげて下さい。
長期間履かないと履かないと乾燥、硬化する恐れがあります。
久々に履いたらソールが割れたりすることがあるので、どうしても長期間履けない場合もたまにメンテナンスを行ってあげて下さい。
と言う訳で本日の答えは。。。
『残念ながらですが不老長寿の薬みたいなものはございません。基本に忠実に、メンテナンスなどを行うので一番です。』
でした。
たまに『一生ものですから』と言う店員さんをお見かけますが、あれ嘘です。
そりゃあ何十と靴をお持ちならその中には一生ダメにならない靴も出てくるでしょう。
でもやはり普通は寿命があるんです。
『人の命には寿命があるから人は一生懸命生きるんだ』と銀河鉄道999の鉄郎も言ってました。
関係ないか。。。(;^_^A
ではでは。。。
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BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
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