こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
靴の顔とも言えるトゥのデザイン。
婦人靴にはそれこそ星の数ほどあります。
女性はその星の中から好みや流行など様々な要素を考慮して自分の好きな1足を選び出しています。
そりゃあセンスも磨かれてくる訳です。
一方紳士靴はどうでしょうか?
実は紳士靴のトゥのデザインってたったの4種類しかありません、って言ったら貴方は信じますか?
オーバーに聞こえるかもしれませんが、実際紳士靴のトゥのデザインは基本的には4種類しかありません。
ちょっと見てみましょうか?
まずは何も無い『プレーン』。
その他のデザインも同じですが、これに内羽根だったり、外羽根だったり、モンクだったりと後がくっつきます。
続いては。。。
一文字、『キャップ』です。
穴飾りのないのがキャップトゥ、飾り穴が付いて、パンチドキャップ、クウォーターブローグ、セミブローグとなりますが、全て基本は『キャップ』です。
BROSENTには。。。
開店時に『うちにしか無いデザインをやろう』と言うことで考えたスライドキャップと言うデザインがありますが、その名の通り『キャップ』の域は出ません。
他にも定番に。。。
『ウィング』があります。
穴飾りを無しにしてブラインドにしても『ウィング』は『ウィング』です。
親戚に。。。
『ショートウィング』と言うのがありますが、こちらも名前に『ウィング』付いちゃってますからね。。。(;^_^A
も一つ定番いきましょうか。
『エプロン』『ユー』『モカ』などと言われるデザインがありますね。
作り方はいくつかありますが、ユーの字になっていることに変わりはありません。
所謂ユーチップもローファーもこれに属します。
いずれも何十年も前から存在していたデザインです。
ぶっちゃけ紳士靴ってトゥのデザインに限って言えば何十年も前にデザインの進化が止まっちゃってるんですね。
そんな中多分2000年代に入ってから一般化(昔の資料で見た記憶があります。。。)したのが。。。
『ダイヤモンド』です。
これを見た時には『お~っ!!』と思ったものです。
『ウィング』の亜種に見えなくもないですが、かなり斬新だと思います。
で、この問題、実は私前職時代からず~っと『何か定番になりえる新しい紳士靴のトゥのデザインは無いもんかねぇ。。。』と考えてました。
当時のお店でも多分こんなこと考えてたの私だけです。
前職を辞め、BROSENTを立ち上げ、延べ構想15年(?)!!
ついに思い付きました!!
それがこちらです!!
名付けて『クラウンキャップ』です。
尖った先が甲側に向くという既存のデザインを逆にしてみました。
まさに逆転の発想です。
ウィングのようにデザインを大きくすると応用が利かないので少し小さめのデザインにしました。
今のところBROSENTでオーダーした方以外は履いていない、と思います。
ただ夢は定番となることです。
なのでデザインコピーフリーです!!
と言う訳でBROSENTの夢がこもったこの『クラウンキャップ』。
良かったらぜひ貴方の靴コレクションに加えてあげて下さい!!
最後に既にお作り頂いたクラウンキャップ達をご覧いただいて本日はお終いです。
ではでは。。。
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