ブログ『72%。。。幅補正について考える』

こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。

本日はBROSENTのオーダーで行われる補正についてちょっと考えてみたいと思います。

今まで既成靴しか履いたことのない方、ぜひご覧になってみてください。

 

本日まずは一つの数字をご覧いただきましょう。

 

72%

 

何の数字だと思いますか?

補正について書いてるんで、それ関連なのは当然お分かりになると思います。

正解は単純。

 

答えの前にBROSENTの補正の方法を先にご紹介しちゃいましょう。

 

 

BROSENTではまずお足の長さ=土踏まずの位置が合っているサイズを確定させます。

靴の履き心地を最も左右するのが実はこの部分。

メーカーがどんなに履き心地を良い木型=靴を用意しても、ここが合ってないと言うことは『その靴の履き心地をきちんと享受できていない』と言うことなんです。

なのでBROSENTではまずはここをジャストフィットさせます。

 

その後。。。

 

 

幅の広い方は木型に革を貼って広げてお作りします。

調整は経験から来る勘所も必要ですが、BROSENTでは実際にこんな感じになりますよと言うのを履いて確認できるので安心です。

 

因みに。。。

 

 

補正できる場所は外側、内側、甲の3か所。

もちろん左右違いもOKです。

 

逆に幅が細い場合は。。。

 

 

ヌメ革のインソールで調整します。

ヌメ革は靴のインソールと一緒に馴染んで変形してくれるのでこれを使用しています。

こちらも広げる時と同様作る前に実際履いて確認できるので安心です。

 

さてここで話を元に戻しましょう。

『72%』とは、先ほど書いた通り今ままでお作りさせていただいた数百の靴の内、何らかの補正を施した靴の割合なんです!

結構な割合ですよね?

私の経験上BROSENTの木型は広くも細くもない、ごく標準的な幅です。

それなのにこれだけ多くの割合で補正が必要なんです。

と言うことはある特定の幅の靴を補正しないでジャストで履ける人の割合って意外と少ない、と言えます。

逆に言うと半分以上の方々は幅で合わせるために長さを妥協して履いていることになります。

これって意外と知られていません。

誰も言わないですから。。。(-_-;)

 

『じゃあ既成靴を買えねぇじゃねぇか!』

 

と言われそうですが、そうでもありません。

 

BROSENTの場合は『踏まず位置=長さ』、次に『高さ&幅』の順で大事ですが、既成靴の場合は逆になります。

『高さ&幅』を合わせた時に、『踏まず位置=長さ』がどこまでずれているか?がポイントとなります。

お足のジャストから1.5サイズずれていたら諦めることをお勧めします。

1サイズならギリギリ、ハーフサイズなら問題ないと思って大丈夫だと思います。

 

今のが一般論。

既成靴でもジャストサイズで履きたいという方は。。。

 

まずは土踏まずの位置がピッタリのサイズを確定させてください。

その際きつい場合は買うのを諦めましょう。

逆に緩い場合はインソールで調整です。

幅ありきでなく踏まず位置を重要視してください。

こうすればその靴の真の履き心地を体験できるはずです。

 

72%かぁ。。。ここまで割合が高いとは思ってなかったなぁ。。。(-_-;)

是非参考になさってください。

 

 

ではでは。。。

 

 

 

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