こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
本日は『シューツリー』についてよくある質問、『抜くタイミングが分からない』というご質問にお答えします。
本日のご質問はこちら。
『シューツリーは2~3日したら抜いた方が良いですか?それとも入れっぱなしの方が良いですか?』
これ結構聞かれるご質問です。
人によったり、雑誌によったり答えがまちまちなので今一つ良く分からない方が多いみたいです。
色々な意見に惑わされず、『そもそもシューツリーはなぜ必要なのか?』を考えれば答えは自ずと見えてきます。
当サイトをご覧の方でシューツリーを知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、念のため。。。こいつです。
シューキーパーとも呼ばれていますが、どこの海外メーカーのサイトを見ても『Shoe Tree(シューツリー)』と記載されているので、恐らく和製英語だと思います。
では話を進めます。
シューツリーがなぜ必要かと言うと。。。
1日履いた革靴は写真ようにソールがそっくり返っています。
特に革底だと勝手に元に戻りません。
そうすると。。。
これに乾燥が加わったりして矢印部分がひび割れてしまう可能性があります。
折角ヒールの交換やオールソール交換が出来て長持ちすると言ってもアッパーが破けていたら意味がありません。
そこで登場するのが≪シューツリー≫です。
こいつを入れることで。。。
強制的にソールの返りを元に戻して=アッパーの皺を伸ばしてくれます。
こうすることで靴を長持ちさせることが出来ると言う訳です。
この入れる理由『ソールの返りを元に戻して=アッパーの皺を伸ばして』が何時まで入れておくかの答えを導いてくれます。
つまり『ソールの返りを元に戻して=アッパーの皺を伸ばして』が終わったら≪シューツリー≫の仕事は終わり、と言う訳です。
1日程度で『ソールの返りを元に戻して=アッパーの皺を伸ばして』に加え、靴内の湿気もある程度抜けます。
そうしたらシューツリーは抜いても大丈夫です。
ですが!人間そんなにまめな人ばかりではありません。
いちいち抜いたり入れたりするの面倒じゃないですか?
そう言う方は。。。入れっぱなしでもOKです。
『湿気が抜けないんじゃないか!?』と言う方もいらっしゃると思いますが。。。
大体のシューツリーは写真のような通気穴があったり、隙間もあるので問題ありません。
ただ中には。。。
ビスポーク系のメーカーがたまに出している、ラスト=木型を3分割したようなシューツリーの場合、隙間がほとんど無いので、履きジワが取れたら抜いておいた方がベターです。
ですがこれもあくまでベターの領域です。
そもそもそんな細かいことで靴の寿命が倍になったりしません。
と言うことで本日の答えは。。。
『入れてしばらく経ったら抜いても良いですし、面倒だったら入れっぱなしでもOKです。大事なのは入れるか入れないかです。』
でした。
どうも『こうしなければいけない!』的な事を言う方が多いですが、結構ルーズでも大丈夫です。
カッコいい男は細かいことは気にしない!
緩くいきましょう!
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
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BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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