こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
本日は『BROSENTのオーダーで使われているヒールの形状』に関するご質問にお答えします。
本日のご質問はこちらです。
『オーダーを検討しているのですが、標準仕様で使われているキューバンヒールとはどんなヒールですか?ピッチドヒールとは違うのですか?あとカジュアルで使ったらおかしいですか?』
なるほど。
キューバンヒールって名前はメンズの靴好きの中では一般的ではないかもしれませんね。
でもレディースでは普通に使われる言葉です。
どんなヒールかと言いますと。。。
根元が太目で下に行くにしたがって細くなっているヒールのことを言います。
そう、日本ではピッチドヒールと言われているヒールと同じです。
BROSENTでは標準仕様としてこちらのヒールを採用しています。
先ほどのレディースのブーツほどではないですが、テーパードしてるのでは分かりますね?
華奢に見せることでドレッシーさを上げる仕様となっています。
何故BROSENTではピッチドヒールと呼ばないかと言うと私の過去の経験のせいです。
私が前職時代海外のメーカーにこの形状のヒールを頼もうとしたことがあります。
『ピッチドヒールの生産は可能?』と確認したところ、イギリスのC&Jの人もスペインのカルミナの人も揃って『何それ???』状態でした。
もしかして。。。そう!該当する言葉が無いんです!!
その時カルミナのデザインをしていた現社長トニーのお姉さん、マルレーンが『キューバンヒールのこと?』と言うので今度は逆にこちらが『???』。。。(;^_^A
絵で説明した結果お互い理解出来ました。
そう、ピッチドヒールと言うのは和製英語で、海外ではキューバンヒールと言われているのです。(主にレディース)
なのでBROSENTでは私の癖でキューバンヒールと呼ぶようになったのです。
まず一つ目の答えが出ましたね。
『キューバンヒールとピッチドヒールは同じものを指します。前者がグローバルワードで、後者は日本独自の呼び方です』
そしてもう一つ。
カジュアル使いですが、やはり大概の場合は変になると思います。
特に。。。
≪Tricker's(トリッカーズ)≫のカントリーみたいな思いっきりカジュアルなものだと完璧にアウトです。
アッパーとヒールが合わないんですね。
ダブルソールやストームウェルトなどとの相性は最悪です。
ウェスタンブーツなんかには使われたりするんですけどね。
ただウェスタンブーツの場合は使われてる理由が違うんですが。。。
と言う訳で。。。
『ヒール単体だけ見るとカッコいいので使いたくなる気持ちも分かりますが、カジュアルな雰囲気を出したいなら避けた方がベターです。オンオフ兼用やカジュアルでもジャケットは羽織ります、位ならOKかもです』
でした!
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
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BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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Mr.X (火曜日, 08 12月 2020 16:04)
キューバンヒールは最近では色んなブランドが採用していますが、とにかく角度を付けようとした結果歩行時の安定性を損なってしまうケースが見られますね…
個人的な意見ですが国産メーカーではセントラルさんと大塚さんのキューバンヒールは実用性と見た目の美しさを両立していると思います。靴の知識がしっかりしている方々が作っているので道具としてとても信頼できます!
BROSENT (火曜日, 08 12月 2020 18:26)
Mr.X様、コメントありがとうございます。
と言うことはうちもOKと言うことですね?
ありがとうございますm(__)m
やぐ (水曜日, 09 12月 2020 12:55)
日本と海外で呼び方が違うっていうとハーフミッドソールもですね
日本ではスペードソールと言うらしいですが、海外では別の意味になります
何故日本ではスペードソールなんて言われてるんだろう
BROSENT (金曜日, 11 12月 2020 13:02)
やぐ様、コメントありがとうございます。
スペードソールと言う言葉は日本でエドワードグリーンのドーバーが広まり始めたころから使われ始めた記憶があります。30年ほど前でしょうか?まだそこらじゅうでインポートの靴が売られ始める前です。当時は海外の靴事情がまだそれほど正確に伝わる前なので、適当に付けたんですかね。。。因みにエドワードグリーンの人たちもスペードソールとは呼んでいませんでした。