こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
本日は『サドルソープを使った革靴の水洗い』に関するご質問にお答えします。
今回のご質問は。。。
『インスタなどSNSで革靴をバケツなどにつけて水洗いをしている写真を見かけます。自分もやってみようと思っているのですが、実際やっても大丈夫なものなのでしょうか?』
確かに!!(笑)
よく見ますよね?
ちょっと靴に詳しくなるとやりたくなるお手入れの仕方です。
今日は結論から言っちゃいましょう。
『水洗いは良いけど、丸洗いはダメ!!』
です。
確かにサドルソープには栄養を与える効果が入っているため、洗った後革に張りやつやが戻り生き返ったようになります。
水洗いならこれで全く問題ないんですが、バケツに漬け込むような丸洗いは靴の寿命を縮めることになります。
多分今一部の方が。。。
『マジか!?( ゚Д゚)/』
となっていると思います。
何故丸洗いはダメなのか!?
アッパーは確かに綺麗になります。
ダメージを受けるのは靴の内部です。
靴の中には歪みを防止するためシャンクというパーツが入っています。
シャンクには。。。
スティールの細い板が使用されたり、イギリスなどでは。。。
木の板が使われたりもします。
靴の中に水を入れてしまうとこれらが錆びたり腐食したりしちゃうんです。
錆びたり腐食したりすると内部の革にも悪い影響を与えます。
これらが原因で靴の寿命が縮まる、と言う訳です。
なので上履みたいにバケツに突っ込んでバチャバチャやるのはお勧め致しません。
ではサドルソープはどのように使えばよいのか?
本間先生に実践してもらいました。
まずちょっとビシャビシャ位に濡らしたスポンジやブラシでサドルソープを泡立てます。
それで靴全体を磨いていきます。
時々水&サドルソープを追加しても大丈夫です。
全体的にアワアワになったらOKです。
続いてすすぎに入ります。
特に時間を空けなくても構いません。
ここでバケツの水に突っ込んではいけません!
手ですくった水で。。。
満遍なくすすぎます。
少し泡が残っていたり、ヌメリが残っている位で止めるのがコツです。
手ですすぐのも革表面に残ったサドルソープのヌメリ具合がダイレクトに伝わるから。
サドルソープには栄養を与える成分も入っています。
それが「ヌメリ」なので完全に洗い流さずに若干残した方が良いと言う訳です。
そのあと乾いた布を押し当てるようにして水分を取ります。
こんな感じになったら完成です。
この後は陰干しで乾燥させてください。
尚この時は絶対にシューツリーを入れておいてください。
こうすることで履きじわをきれいに伸ばすことが出来ます。
乾燥後は通常行う普通のメンテナンスを必ず行ってください。
丸洗いの効果で革の中に溜まった塩分が表面に浮いてくることがあるのでリムーバーもいつも通り行ってOKです。
と言う感じです。
勇気さえあれば比較的誰にでも出来る簡単な作業です。
ぜひご自身でもチャレンジてみてください!
怖かったら。。。持ってきてください。。。(;^_^A
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
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BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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