こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
本日は『Mカーフのお手入れについて』に関するご質問にお答えします。
今回のご質問はちょっと長くなりますがこんな感じです。。。
『いつかMカーフの手入れ方法について(プレメンテ編と通常お手入れ編)をあげていただけませんでしょうか。
いずれMカーフ風染色のオーダーをさせていただきたいと考えておりますが、過去に自身のミュージアムカーフの靴を手入れした際、ステインリムーバーより弱いクリーナーをほんの少量使っただけで、ムラ感がほぼ無くなるくらい色落ちしたことがトラウマになっておりまして(すぐに使用中止しました)、やや二の足を踏んでおります。
以降はクリーナーを使わず、デリケートクリームで拭きあげるようにしておりますが、これで前に塗ったクレム1925は落ちるのか…、しかしクリーナーを使えばムラ感が…、と迷宮入りしております。』
はいはいはい。
ありそうなご質問ですね。
今日はまずは結論からいってみましょう。
『結論!ミュージアムカーフはどうか分かりませんが、BROSENTのMカーフは普通のカーフのお手入れと同じで構いません!』
です。
ミュージアムカーフとはそもそも革屋さんが付けた名前ではありません、多分。
靴メーカー(Jかな?Cかな?)が付けた名前だと思います。
で、このミュージアムカーフ、実は色々なタンナーが生産しておりまして、最も有名&高価なのがイタリア・≪ILCEA(イルチェア)≫の≪RADICA(ラディカ)≫です。
流石の見栄えでございます。
少し前からBROSENTでもこれに近い感じで仕上げて欲しいというご要望が増えてきており、当初は『モヤモヤした感じの仕上げ』くらいの感じで呼んでいたのですが、数が増えてきたので『よし!それなら一つの仕上げとして確立させちゃおう!』と言うことで出来たのが≪Mカーフ仕上≫です。
靴はこんな感じです。
アップで見ると。。。
結構ムラ感が強いのが分かると思います。
では早速お手入れしていってみましょう。
まずは。。。
汚れ落とし=リムーバーをかけていきます。
いつも通りワシャワシャとやっていきます。
当然普通の靴のように前に塗ったクリームは落ち、マットな感じにはなりますが、ムラ感はそのままです。
続いてはクリームを塗っていきます。
ムラ感が消えないようにニュートラルを使うのかと思いきや、今回は敢えてムラの濃い部分に合わせバーガンディのクリームを使ってみます。
しかも通常通りより少し多めに入れてみました。
本間先生通常ならカウンター(かかと)の芯辺りから入れるのに、いきなりトゥから入れました!
大丈夫か!?
ムラ感健在!
全く問題なしです。
で通常通り。。。
ブラシをかけて、グローブで仕上をして。。。
完成です!!
ムラ感を残したまま光沢感はアップしました!!
本間先生曰く。。。
『サドルソープかけても大丈夫ですよ、多分!』
だそうです。
何とも心強い限りです。
で、ここからはおまけで。。。
グラデーションを付けたい方はブラックのクリームを使って。。。
トゥをハンドポリッシュで仕上げていきます。
ハンドポリッシュはハイシャインと違い割れることもなく、革本来の自然な光沢が出せるのでBROSENTでもお勧めしている仕上方法です。
詳しくお知りになりたい方は『コラム-ハイシャインはもう古い?~靴の仕上げの新定番ハンドポリッシュのお話』をご覧ください。
ますます高そうに見えるようになりました!!(^^)v
と言うことでBROSENTのMカーフはプレメンテも通常のメンテナンスも普通にやっていただいて構いません。
ぜひご注文ご検討ください!!
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
≪質問受付≫
ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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