こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
遂に来ました、この質問!!
はっきりと断言しましょう!!
本日は『革は伸びるのか!?』と言うご質問にお答えします。
今回いただいたご質問は。。。
『先日〇〇〇〇〇〇(フランスの有名メーカー)の靴を購入しました。少しきついと感じたんですが、店員さんに「革は伸びますから」と言われ購入しました。2か月ほど我慢して履いていたのですが限界です。革って本当に伸びるのですか?』
出ました!!
靴屋さんの定番ワードですね、これは。
はたして本当にそうなのでしょうか?
まずはこちらの写真をご覧ください。
靴の断面の写真です。
良く見ると上から≪アッパー≫≪芯材≫≪ライニング≫と重ねっているのが分ると思います。
分かりやすく10円硬貨と比較してみましょう。
10円硬貨よりかなり厚いのが分ると思います。
こんな厚い物人間の力で引っ張ってもほとんど伸びません!!
伸びないんです!!
では何故履いているうちに楽に感じるようになるのか?
グッドイヤー製法の靴の場合、履いていると矢印の方向に体重がかかります。
するとインソールとその下に入っているコルクが下に沈んでいきます。
そうすると必然的に甲が楽になってきますね。
その余裕が小指側だったり親指側だったりきつい部分を補填してくれるんです。
更に最初から少し緩かった部分もこの補填に一役買います。
なのできつかった部分が楽になるのです。
≪形状が変化≫して≪足に馴染んでくる≫と言う言い方が正解なんです。
もちろん女性もののパンプスや、男性物でも革の薄い物は伸びることもあります。
ただし生産の都合上しっかりした革を使わないと出来ないグッドイヤー製法の靴の革はほとんど伸びないと思って差し支えないです。
ただ『じゃあこの痛い靴はもう履けないのか?』と言うとそうでもなく。。。
こんなトランスフォーマー的なストレッチャー(革を伸ばす機械)にぶち込めば伸ばすことも不可能ではありません。
もっとも長さが足りていないで指先で当たってしまっている場合はどうしようもありませんが。。。(-_-;)
と言う訳で本日の結論。
『伸びる革も靴によってはありますが、しっかりした靴の場合ほとんど伸びません。「伸びますから!」と言う店員さんはちょっと怪しいと思いましょう。』
です。
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
≪質問受付≫
ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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