こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
メダリオンってご存じですか?
つま先などに入れるデザイン化された穴飾りのことを指します。
好き好きはありますが、入っているとまた違った雰囲気になります。
本日はこのメダリオンに関するご質問にお答えします。
ご質問の内容はこうです。
『最近メダリオン入りの靴が気になっています。先日とあるお店の店員さんに「メダリオン入りは華やかですからね~」と言われました。自分はジャケットを着る時に履こうと思っていたのですが、華やかと言われ違うのかなぁ?と思ってしまいました。実際はどうなのですか?メダリオンはスーツ用なのでしょうか?』
これちょっと難しい質問ですね。。。(-_-;)
と言うのもこの店員さんの仰った『華やか』と言うのはあくまでご本人の感覚だからです。
仮に『華やか』=『ドレッシー』だとすれば誤りです。
まずメダリオンについてもう少し掘り下げてみましょう。
メダリオンと言う名の付くものはこの世に結構な数が存在します。
例えば。。。
円形のカメオ(浮彫の装飾が施された装飾品)だったり。。。
徽章やメダルが付いた飾り品もメダリオンと呼ばれています。
また。。。
シャンデリアなどに付ける天井飾りもメダリオンと言います。
ただ靴の場合は丸っこくはありません。
色々なモチーフで作られています。
何故靴にこのような穴飾りを入れるようになったかと言うと。。。
これ私靴の≪Tricker's(トリッカーズ)≫の有名なカントリーコレクションの≪ブローグシューズ≫です。
別名≪トランパーシューズ≫とも呼ばれています。
『トランパー』とは日本語で『ガシガシ歩く』と言う意味があります。
野をガンガン歩くための靴、要はトレッキングシューズと言うことです。
そうなると雨なんかもある訳で、水はけを良くする必要があります。
今みたいに≪ゴアテックス≫なんてハイテク素材が無い時代、穴を開けることで水はけを良くする工夫が凝らされた訳ですね。
つまりメダリオンは『昔のアウトドアシューズのディティール』と言うことが言える訳です。
話を元に戻すと、確かに装飾が入っているのでその歴史を知らないと『華やか』に見えるのかもしれませんね。
でも見た目『賑やか』ではあるかもしれませんが、『華やか』ではありません。
むしろスポーティなディティールなんです。
では現代ではどう使うべきか?
同一モデルでメダリオンが入っている靴と入っていない靴で比較してみましょう。
メダリオンが入っていないとすっきり顔なのでドレッシーになります。
メダリオンが入っているとドレスダウン化します。
合わせる洋服は。。。
入っていない場合は(色にもよりますが)、スーツスタイル全般に良く合います。
入っている場合は、ジャケットスタイルに良く合います。
スーツで合わせるとしても柄物や素材感のあるもの、フラノやツイード、春夏ならリネンなどのスーツがベターです。
と言うのがセオリーになります。
と言うことで本日の答えは。。。
『メダリオン入りの靴はジャケットスタイルにもってこいです!でもスーツでも履けないことはないよ』
です!
如何でしたでしょうか?
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
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ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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