コラム『BROSENT知恵袋Vol.26~しぼ革と型押しってどう違うんですか?』

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

今回は結構マニアックかな?

型押しとかしぼ革って言葉聞いたことありますよね?

英語で言うと前者がエンボスレザーとかプリントレザー、後者がシュリンクレザーと言います。

じゃあ違いって分かりますか?

 

 

ご質問の内容はこうです。

 

 

『先日靴を購入した際店員さんに「型押しレザーなので。。。」と言われました。手持ちのトリッカーズで型押しのブーツがあるのですが、何となく風合いが違います。これって本当に型押しですか?』

 

これ実際はお客様からお写真が送られてきたのですが。。。しぼ革、シュリンクレザーでした。。。(;^_^A

 

では型押しとしぼ革はどう違うんでしょうか?

 

まずはしぼ革、シュリンクレザーから見てみましょう。

 


こちらは私の私靴です。

フェイシング=レース周りがシュリンクレザーになっています。

 

 

シュリンクレザーとは鞣し(皮を革にする作業)中に薬品を用いて表面を縮ませた革のことを言います。

シュリンクとは日本語で縮む、と言う意味です。

縮ませるので凸凹が均等になっておらず、エンボスレザーに比べると凹凸がやや浅めのことが多いのが特徴です。

 

続いては型押し、エンボスレザーです。

 


こちらはエンボスレザーを使ったレースアップです。

 

 

こちらはプレスをかけることで凹凸を出した革のことを言います。

その名の通り型を付けてある訳です。

一般的なエンボスレザーは上の写真のような感じでシュリンクレザーに比べ凹凸が比較的均等です。

プレスをかけてある分若干固めなことが多いです。

 

またエンボスレザーはプレスの型を変えることで様々な模様を作ることが出来ます。

例えば。。。

 


 

わに革に見えるところ、実はエンボスレザーです。

元々は。。。

 

 

こんな感じです。

これBROSENTでも持っている革なんですがなかなか凄いです。

ヌメ革のクロコダイルのエンボスレザー、です。

これを染めた訳です。

このように型次第でクロコやペイズリー柄とか様々な凹凸を作ることが出来ます。

 

大概の柄が作れるゆえ、こんな面倒臭いのもあります。

 


 

これシュリンクレザーに見えますよね?

 

 

実はこれシュリンクレザーのエンボスレザーなんです!

意味分かりますか?

シュリンクレザーの凹凸を再現したエンボスレザーと言う訳です。

あくまでも推測ですが、シュリンクレザーは薬品を操作して縮み具合を調節します。

恐らく技術がいるんですね。

プレスならそれほど技術も必要ないので1発です!

と言うことで作ったのではないでしょうか?

 

いかがでしたでしょうか?

表面に様々な表情を持つこれらの革たち。

カジュアル靴なんかに使うと普通のカーフとはまた違った趣があります。

BROSENTでも色々とご用意しているので、ぜひ挑戦してみて下さい!

 

ではでは。。。

 

 

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!

 

 

≪質問受付≫

ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。

BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。

あとお名前は出しませんのでご安心ください!

 

 

 

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