こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。
店舗にもよく持ち込まれる染み取り。
雨の日に履いて放っておいたりすると出来たりしますよね?
本日は染みに関するご質問にお答えします。
ご質問の内容はこうです。
『コロナの影響でアルコール消毒液を使う機会が多く、誤って革靴に垂らしてしまい、染みができてしまったのですが、このように革靴にできた染みを上手く消すにはどうしたら良いでしょうか?』
これは時事ネタですね~!
どうでしょう?
まずは実際にやってみましょう。
古い私靴で早速実験です。
今回はご質問と同じアルコール消毒液(成分が全く同じかどうかは分かりません)と、水道水で染みを作ってみました。
もっとも雨染みの場合純粋な水だけでなく、地面に付着した油などが跳ねて付着する場合もあり、簡単にいかない場合も多いですが、今回は水道水を使って実験します。
今回は染み取りの定番的方法『びしゃびしゃ除去法』でいってみます。
びしゃびしゃに濡らした布などで染み部分だけでなく全体を濡らしていきます。
こんな感じです。
水染みは同化しているように見えます。
これは多分取れそうです。
問題はアルコール消毒液の方。
ちょっと水を弾いているようです。
これを一晩乾かします。
さてどうなっているでしょうか?
翌日。。。
どちらの染みもほぼ完璧に無くなりました!
水染みは濡れた所を濡れてない所の境界線が染みとなります。
全体を濡らしてしまうことで、その境界線を無くしてしまう、という理論です。
あとはいつも通り。。。
クリームを塗って。。。
ブラッシングをして。。。
乾拭きをして完成です。
革が乾燥する時には水分と一緒に油分も一緒に抜けていきます。
なので乾燥後は必ず油分を補給するようにしてください。
本日の結論は。。。
『付いてすぐなら多分大丈夫!時間が経ってしまったら。。。状況次第!』
と言う感じでしょうか?
もし!ダメな場合はプロにお任せください!
染み抜きはもちろん最終兵器として染替えちゃうと言う手もございます。
そうならないよう早めに対処してあげてくださいね!!
ではでは。。。
引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
≪質問受付≫
ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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