コラム『BROSENT知恵袋Vol.23~ホールカットのお話』

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

本日はホールカットと呼ばれるデザインの靴についてのご質問にお答えします。

 

今回のご質問は。。。

 

 

『ホールカットの由来やフォーマル度は?』

 

です。

 

靴好きの方はご存じだと思いますが、まずはホールカットの説明からいきましょう。

直訳すると≪穴切り≫ですね。

別名≪ワンピース≫とも言います。

その名の通り革を穴を切り取るように1枚のパーツで作った靴のことを言います。

1枚のパーツですから当然トゥはプレーントゥになります。

あ、スキンステッチならモカシンは出来るのかな?

見たことありませんが。。。

 

このホールカット、最も古い履物のデザインの一つだと思います。

何故なら。。。

 

 

原始時代に足を保護するために革を足に巻き付けて紐などで固定したのが履物の始まりです。

恐らく最初は1枚の革で足を包んだようなものだったでしょう。

まさにホールカットです!

 

では現在の≪ホールカット≫を見てみましょう。

一般的に≪ホールカット≫と言われるのは。。。

 

 

こんな感じの靴です。

毛だらけで分かりづらいですね。

例が悪くてすいません。

これしかなかったもので。。。(;^_^A

 

トゥからヒール周りまで1枚の革で作られているのが特徴です。

 

ただしこちらの靴は。。。

 

 

後でパーツを縫い合わせてあります。

更に本格的なものになると。。。

 

 

正面から見ると先ほどの靴を同じですが。。。

 

 

なんと後にも縫い目がありません!

1枚の革からどこにも縫い目を入れずに靴を作る。

これは非常~~~に面倒で、技術力を要します。

また大きなパーツを傷を避けて取らなければいけないので、素材代も高くつきます。

かつて私はウィーンの≪MAFTEI(マフテイ)≫というメーカーで、驚愕のワンピースウェスタンブーツを見たことがあります!!

 

 

これは半端じゃないですね~!!

 

だいぶご質問の内容から逸れましたが、元に戻しましょう。

 

 

由来ですね。

ずばり。。。

 

由来は分かりません!

 

ごめんなさい!!m(__)m

トゥの飾り無しですからねぇ。。。

多分古いと思いますよ。

 

フォーマル度ですが、キャップトゥ=ストレートチップよりも使用範囲は断然広いです。

黒のキャップトゥは冠婚葬祭にも使える日中の最礼装の靴です。

したがってスーツスタイルで使用する際も濃い色でタイドアップが基本です。

ジーンズなどで合わせるのはスタンダードで言うとやはり変です。

SNSなどでピッカピカにしたキャップをカジュアルで合わせている人を見ますが、『あ~ぁ。。。』な感じです。

一方ホールカットはジャケットスタイルからダークスーツまで幅広く使用可能です。

シンプルなので私は冠婚葬祭でも使用しています。

と言うことで答えは。。。

 

 

ホールカットは、ドレカジ=ジャケットスタイル~スーツ全般~フォーマル、まで使用可能です。

 

内羽根式のプレーントゥ全般に言えることなので参考になさってください。

 

ではでは。。。

 

 

 

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!

 

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ご質問は『コンタクトからお願いしたします。

BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。

あとお名前は出しませんのでご安心ください!

 

 

 

 

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