ブログ『事件です！！巨大ジョーズが現れました！！』

傷つかない、柔らかい、水を弾く天然素材と言うことでBROSENTでも人気のサメ革の靴。

まずは過去にお作りした靴たちをご覧ください。

 

皆さん何かお気づきになりませんか？

実はレースアップ以外ではプレーンとエプロンの２型しかお作りしていないんです。

何故かと申しますと。。。

 

 

パターンと革の幅に問題があるんです。

革は背中と腹で切った半身の状態です。

上の写真で言うと右が頭で左がしっぽです。

上の写真の通りサメ革は大変細いんですね。

なので幅の広いパターンをした靴は作れないのです。

 

例えば。。。

 

一番幅が必要なパーツはトゥの部分です。

つま先から横辺りまでが一つのパーツなのが分かりますね？

これをパーツの状態で見ると。。。

 

 

写真がありませんでした。。。(T_T)

代わりにフルブローグで説明しますね。

このパーツは靴にするとこんな感じになります。

 

 

上のプレーンよりトゥのパーツは短いのが分ると思います。

それでも開くと上で染めてる写真位の幅になってしまうのです。

ですから出来る靴の種類が限られてしまう、と言う訳です。

 

が！！

どえらい依頼が来ました！！

常連のお客様から『Hannna（ハンナ）をサメ革で作りたいんだけど。。。』。。。

 

私『えええぇぇぇぇぇ～！？』

 

≪Hanna（ハンナ）≫ってこれです。

 

 

上から見てみましょう。

 

 

つま先から踵まで１枚の革で作られているんです。

因みにBROSENTで仕入れているサメ革は【大】と【小】言うサイズです。

『これは無理だろ～！？』と思いつつ革屋さんに相談してみました。

そしたら『黒なら特大があるよ～』とのご返事！！

サイズを確認したところ何とかいけそうなので即購入。

到着した革を見て。。。

 

 

『でかっ！！』

 

因みに横にあるのが【小】です。

分かりにくいと思ったので不詳私めが並んでみました。

 

 

私の身長が170cmなので、150cm近くあります。

因みにこのサメは。。。

 

 

かなりスマートさんで、頭が長い体型をしています。

上の革に頭としっぽを足したら３ｍを超えるかもしれません！！

主にサメ革に使われるサメはヨシキリザメと言って体長は２～３ｍほどで、大きくなると４ｍに達するものもいるそうです。

４ｍとまではいかなそうですが、こいつも大分大きそうですね～！！

 

そして出来たお靴がこちら！！

 

 

苦労とか巨大ザメとか感じさせないとってもエレガントな１足に仕上がりました！！

履き口とリボンのグレーが効いていますね。

 

もしご興味のある方、ご相談に応じますので是非！！

 

ではでは。。。

 

 

 

 

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