こんにちは、BROSENTの清水です。
革靴には様々な仕上げ方法があります。
≪アンティーク≫とか≪アニリン≫とか。。。
皆さん意味はお分かりですか?
本日は一般的な仕上げ方法と、BROSENT(ブロセント)独自の仕上げ方法を解説したいと思います。
まずは革屋さんが行う初期段階の仕上からご紹介します。
◎顔料仕上げ
革の表面に顔料、ペンキのようなものを吹き付けた仕上げです。革本来の雰囲気はほぼ無く、ツルっとプラスティックのような雰囲気となります。水や色落ちに強いといった特徴もあります。因みに最初から革の目(毛穴)が潰れているためハイシャインが簡単です。
◎ガラス仕上げ
顔料仕上げの強化版と思ってください。革の表面を樹脂で覆った革のことを言います。革の表面を削って傷などを無くしてから樹脂を乗せるので革を全て使えるためコストの削減にもなります。比較安価な革に用いられることが多い仕上げ方法です。
◎アニリン仕上げ
顔料仕上げの薄い版と考えて良いと思います。アニリンとは石油系の合成染料で仕上げる仕上げ方法です。革の表面に薄くアニリン染料の膜を張った仕上げです。顔料に比べると薄いため、銀面(革の表面)の雰囲気を生かすことが出来ます。透明感のある感じが特徴です。ムラ感はあまりありません。黒の革などに主に用いられます。
とまぁこんな感じです。
BROSENTでは≪顔料仕上げ≫と≪ガラス仕上げ≫の革は使っていません。
ご要望があれば使いますが。。。(;^_^A
これらの仕上を施した革を靴屋さんや革小物やさんが買う訳です。
ここからはそれぞれのお店、メーカーさんが工夫を凝らして更に進化させていきます。
◎アンティーク仕上げ
染料やバフ(表面を薄くこする)を使ってムラ感を出すことで、その名の通り使い込んだ雰囲気を出した仕上げです。天然の革が持つトラ(しわ)や血筋(血管の跡)などが見えてしまうため、そのような物が少ない良い革を用いられることが多いです。BROSENTの仕上はこれが基本となっています。アンティーク感の強め、弱めを使い分け、そこから更に変化を付けていきます。
◎グラデーション仕上げ
ヴァンプ(甲部)からトゥにかけて濃くしていく仕上げ方法です。
これは所謂高級靴で良く見られる仕上げですね。
◎リバースグラデーション仕上げ
グラデーションとは逆にトゥに向けて薄くしていく仕上げ方法です。
これはあまり既製品では見かけないと思います。
でも違和感はないですね。
『ん?』と気付く方はよほどの靴好きさんかと。。。
◎アクセント仕上げ
これは手染めならではの仕上だと思います。
パーフォレーション(パーツ淵の穴飾り)などを濃くして靴全体の立体感をアップさせる仕上げ方法です。
グラデーション仕上げとセットにして仕上げることも多いです。
◎フレーム仕上げ
アンティークをベースに靴全体を絵画に見立て、大枠を額に見立て濃く仕上げる方法です。
パット見のインパクトは絶大で、アート性の高い靴が出来上がります。
◎Mカーフ仕上げ
アンティーク仕上げの進化版です。
昨今人気の極端にムラを入れた某カーフにそっくりです。
最近ご注文が多いためだんだん上手くなってきており、今や再現率100%に近いところまで来ていると思います。
こちらもフレーム同様アート性の高い仕上げ方法です。
以上となります。
更にBROSENTの凄いところはフリーカラーシステムで好きな色でこれらの仕上が出来てしまうところです。
これらを駆使して貴方も貴方だけの1足を作ってみませんか?
ではでは。。。
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