こんにちは、BROSENTの清水です。
いよいよ明後日2/3からBROSENT(ブロセント)初の福岡&広島での受注会が開催されます。
ご協力いただいている地元のテーラー≪BOND TAILOR≫さんによるとまだ若干の空きがあるようですので、ご興味のある方はご一報ください。
詳細はこちらをご覧ください!⇒『ニュース-福岡~広島遠征決定!』
さて皆さん、靴の【E】とか【D】とか聞いたことはありますね?
要は靴の幅のことです。
【E】が大体標準幅で、広くなると【EE(2E)】、【EEE(3E)】、【EEE(3E)】、中には【EEEE(4E)】なんていうものもあります。
逆に狭くなると【D】、【C】、【B】、【A】となり、私が依然取り扱っていたアメリカの≪Allen Edmonds(アレンエドモンズ)≫では【AAA】なんてのもありました。
本日はウィズのお話です。
ちょっとマニアックですが、役に立つお話だと思います。
靴の幅は日本では一応JIS規格で基準は設けられていますが、ほとんど無視されているのが現実です。
なのであくまで参考程度に思ってお買い物をした方が賢明です。
時々『おれは【EEE】なんだ!』と頑なに固持されている(ご年配の方に多いです。。。(;^_^A)方もいらっしゃいますが、ぶっちゃけて言うと損されています。
同じウィズ表記でも広かったり狭かったりするので、店員さんの意見を素直に聞きましょう。
さて昨今ファッション業界では『最近の若い人は足が細いからDウィズの木型が必要だ!』と言う兆候になってきています。
確かに細いお足の方が増えてきているのであながち間違いではないんですが、恐らくそんな木型を作っても採算が取れないはずです。
細いお足の方は思った以上に多くはないからです。
ではまずウィズの基本から説明します。
まず基本の【E】があります。
足を入れると。。。
横=幅と、高さ=甲がピッタリ合っている。。。ことにしておいてください。。。(;^_^A
で次に細い木型。
【D】があります。
【E】に比べ横=幅が細くなり、高さ=甲も低くなっているのが分ると思います。
ここがポイントです!
足を入れると。。。
こんな感じです。
横=幅と、高さ=甲が合っているので問題ないですね。
ですが今若い方で多いのはこの足ではないのです!!
多いのはこんな足です。
分かりますでしょうか?
幅は普通にあるのに、甲が薄い足です。
上の図だと幅は【E】なのに、甲が【D】ですね。
先ほど『ここがポイント』と書きましたが、ウィズが小さくなると横=幅も高さ=甲も同時に小さくなっちゃうんです!!
ですから【D】ウィズをたくさん作っても実はあんまり意味がないんです。
実際には幅はキープされつつ薄い木型を作らなければならないんですね。
でも現実にはそのような木型はほとんど作られていません。
ではBROSENTではどうしているかと言うと。。。
こうするんですね~!!
インソールで高さ=甲部を補正します。
インソールを入れることで足囲が小さくなりますから実質幅も少し細くなります。
その分を幅の補正でカバーします。
こうすることで横=幅、高さ=甲共にピッタリな靴が出来ます。
『いつも小指(親指)が痛くなる』
『(ソールが馴染んでいるのに)かかとが抜けやすい』
『靴を履いているとどうも疲れる』
と言うのはこれが理由の可能性があります。
是非一度BROSENTにご相談ください。
何十万もかけてフルオーダーを作らなくても大丈夫かもしれませんよ!
ではでは。
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