こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんの革靴に関する様々なお悩み、ご質問にお答えする連載企画『BROSENT知恵袋』。
本日は革靴を下す時の癖付けについてのご質問です。
多分衝撃を受けると思いますよ(笑)
『新品の革靴を履き下ろす際、手で折り曲げたりレッグランジのように膝を落としたりして、わざと癖を付ける・アッパーを柔らかくすることが推奨されることがありますが、本当にやった方が良いのでしょうか。』
これよく雑誌なんかに書いてありますよね。
こういうやつです。
ペンみたいな棒を使って履き皺の癖を最初に付けた方が良い!みたいなやつです。
結論から言うと。。。
好きにせぃ!(殿様風)
です(笑)
どっちでも良いということですね。
何故どっちでも良いかと言うと、この話の起源がどうでも良い話から来ているからです。
今から15年以上前のお話です。
雑誌などで有名だった靴修理職人さんから聞いたお話です。
仮にA氏にしておきましょう。
A氏『清水さんご無沙汰です。』
清水『あ、Aさん、お久しぶりです。』
A氏『この前参ったことがあってさぁ。。。』
清水『どうしたんですか?』
A氏『○○○(雑誌名)の取材を受けた時に、ライターの人に「何か新しいネタないですかね~?」って言われてさぁ。。。』
清水『よく言われますよね~。そんなに新しいネタなんか無いって!って話ですよねぇ。。。』
A氏『そうなんですよねぇ。。。でさぁ、たまたまペンがあったから、「履き初めにペンとかで癖付けすると良い、とかどうですかねぇ?」って冗談で言ったら、「それ良いですね~!使いましょう!」だって。。。僕靴屋さんじゃないのに。。。(苦笑)あってます?これ?
清水『はっはっは!イギリスの〇〇〇(靴屋さん)で見たことあるんで、特に問題はないんじゃないですか?にしても適当ですね~(笑)』
A氏『そうなんですよね~。。。』
と言うことで日本のごくごく一部で広まったのがこのお話です(笑)
ね?『好きにせぃ』でしょ?
私は個人的にやったことは無いですが、ちゃんとした履きじわが入ってますよ!
ですが、中にはやった方が良いお足や歩き方の癖を持った方もいらっしゃいます。
例えば。。。
サイズが合っている場合、素材などにもよりますが、通常カーフであればは左のように屈曲部分に浅くて細かい履き皺が入ります。
ですが右のようにサイズは合っているのに、お足や歩き方の癖でやや前方に履きじわが入ってしまう方もいらっしゃいます。
こういう方は最初に癖付けした方が良いかもしれません。
ただこれをやるより、良い素材の靴をジャストサイズで履くこと、の方がよっぽど大事だということを覚えておいてください。
実際こういう風に始まった話って結構多いので、雑誌などに書いてあることが全て正しいって訳じゃないんですよ。
ご注意くださいね(笑)
今後もお悩み、ご質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!
≪質問受付≫
ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
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