本間です。
「高い靴だから顔料仕上げなんて事無いでしょ?」
良く「革靴の染替え」のお問い合わせでご質問されます。
確かに高いお靴は良い革を使用している事が多いです。
ただ、良い革でも更に「顔料」を使用してるケースも
決して少なく有りません。
今回は英国靴の最高峰「John Lobb(ジョンロブ」」の
染替えのご依頼です。
画像を見て頂くと解かる様に顔料仕上げです。
「John Lobb(ジョンロブ)」と言えど!
顔料仕上げの場合も有るんですよ。
ただ、顔料仕上げと言ってもそんなに悪い事では有りません。
革の表面にコーティングする事で雨などに強くなり細かいキズにも強くなる!
と言った革の補強の効果も御座います。
またムラ感の無い統一したカラーに仕上がるのも特徴です。
こんな感じに。
フランス アノネイ社の「VOCALOU(ボカルー)」ですかね。
この革はBROSENT(ブロセント)のオーダーシューズでも使用する事の有る革ですが
顔料もさほど強くなく個人的に雰囲気は好きな革です。
厚みも有りとても良い革だと思います☆
下記が以前このアノネイ社 VOCALOU(ボカルー)」でオーダー頂いたBROSENTのオーダーシューズです。
モデル名:Joan(ジョアン)
レザー:アノネイ社 VOCALOU(ボカルー)4000 ライトブラウン
さて、話は戻りますがそんなJohn Lobb(ジョンロブ)のお靴ですが、今回は染替えのご依頼です。
このムラ感の無い仕上げのお靴を「ミュージアムカーフ風」の敢えてのムラ染め仕上げへのご依頼です。
まずは薄い「顔料」を剥がす作業からスタートです。
これ位の顔料で有れば、勿論「除去作業」は必要ですが落としやすいのでさほど問題は有りません。
その後薄い色から濃い色を重ねる様に染色。
ミュージアムカーフ風の仕上げに染色を行います。
そして完成です。
『before』⇒『after』でご覧下さい。
流石「John Lobb(ジョンロブ)」beforeもafterもどちらも雰囲気が有って良い靴ですね。
皆様はどちらがお好みですか??
そして、また違う「John Lobb(ジョンロブ)」のお靴もご依頼を受けました。
現在「染め替え」作業中ですがこれは中々大変です。
こちらも「顔料仕上げ」です。更に「シボ革」です。
先日のブログでもご紹介させて頂きましたがかなりの時間と材料を要する為、このレザーのパターンは
追加のオプション料金に変更が御座います。
と言う事でいくら高額なお靴でも全てがナチュラルな仕上げのレザーとは限りません。
この様に「John Lobb(ジョンロブ)」と言えど顔料仕上げの場合も有りますよ☆と言ったご紹介でした。
また、「靴の染替え」ですが2019年10/25現在でかなりのご依頼を頂いております関係で、
現在納期を約2ヶ月程頂いております。
このペースでご依頼数が増えてくると今後のご依頼に関して「年内ギリギリのお渡し」又は
「年内のお渡し」が難しくなる可能性が御座います。
お預り期間に余裕を持ってご依頼頂けると幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
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