本間です。
染替え一部価格変更のお知らせです。
BROSENT(ブロセント)のメニューで
OPEN当初からご好評頂いている「革靴の染替え」
ですが、一部価格変更を行わせて頂きました。
素材やデザインによって作業時間が大幅に異なる為、
何卒ご理解頂けると幸いです。
その中でも染色するのがとても難儀で
通常の革靴の染替えに要する時間の倍以上の
時間が掛かり、使用する材料も倍以上必要とする
「シボ革(型押し)」についてご紹介致します。
私が「革靴の染替え」で一番難儀だと思う素材は「顔料仕上げのシボ革」です。
それはこの様な靴です。
今までは「オプション追加料金 プラス2000円+税」でお受け致しましたが「プラス4000円+税」に
変更させて頂きます。
変更の理由は作業に掛かる時間や材料の関係で御座います。
何卒、ご理解下さいます様宜しくお願い致します。
シボ革(型押し)は革をプレスして表面に模様の様なシボを付けたレザーです。
プレスする事で革の繊維が圧縮されて強度が増す事から「雨に強い」「キズに強い」と言った
特徴が御座います。
その為、染め替えに使用する「染料」が染み込みずらくなります。
加えてそのシボ革(型押し)に顔料仕上げが施されていると更にコーティングされる事で
染料を染み込ませるのが非常に困難になります。
上記の理由から店舗によっては「染め替え不可」と言う判断をしたり「プラス料金」が発生すると思います。
BROSENT(ブロセント)では「プラス料金」でお受けしております。
さて、それでは「シボ革(型押し) 顔料仕上げ」の染色の作業工程をご覧下さい。
まずは顔料を落とす作業から始めます。
この作業で半日~、場合によっては数日に分けて行う事が御座います。
とにかく、顔料が厚く塗られていると溶剤等を使用しても弾いてしまい・・・
「落ちない!」・・・地道に少しずつでも落としていきます。
完全に落とす事が難しい場合は染料と脱色を交互に行いながら何とか全体を染めて行く作業に入ります。
画像を見て頂くと。まだらになっているのがお解り頂けると思います。
このまだらをなるべく均等にする様にあの手この手を使いながら少しずつ整えて行きます。
この段階で通常は「作業不可」と言うイメージがよぎるのですが・・・
まだらでも染まっている事は染まっていますよね。
と、言う事は根気よく続ければ絶対に染まります。
その他にも沢山のご依頼を頂いているお靴が御座いますので並行しながら作業を行います。
何日かに分けて根気よく少しずつ染め続けました。
そして、最終的なお仕上がりがコチラです。
全体の色が整い完成です。
ご覧頂いた通り、通常の「革靴の染替え」に比べてかなりの時間を要します。
一丸に「靴の染替え」と言っても今回の様に「素材」や「デザイン」によって作業工程が大きく異なります。
その理由から2019年10月現在では染替えの基本料金「9000円+税」~でお受けしておりますが、
ご依頼頂くお靴によって「オプション追加料金」を頂いております事を御理解ください。
1例として
『トリッカーズ カントリーブーツ シボ革 ブラウン』を「ブラック」に染色と言うご依頼を頂いた場合
革靴染め替え(注意 2019/10 現在でのご料金となります。料金は今後変更する事が御座います)
・基本料金:9000円
・ミドルブーツ:4000円
・メダリオン 飾り穴(フルブローグ):3000円
・顔料落し強:4000円
・シボ革(特殊革):4000円
・合計:24000円+税
※ご配送の場合は別途送料、お振込手数料をご負担頂きます。
以上で御座います。
何卒宜しくお願い致します。
≪ご案内≫※クレジットカード各種 ご利用頂けます
お客様1人1人の足を採寸して仕上げる事で抜群の履き心地を実現。
使用する素材もインポートのトップブランドに引けを取らない高級素材を使用。
世界に誇る日本の職人の丁寧な仕事
そんな1足がリーズナブルな適正価格でお作り出来るBROSENTです。
是非、靴選びにお困りの方や近々靴のご購入をご検討されている皆様!当店にご相談下さい。
ご来店予定の有る方は、日程 お時間等をお知らせ下さい。
BROSENTのオーダーシューズのお取り扱い店舗様を募集しております。
これだけは揃えておきたい!!靴磨き職人がおススメするシューケアアイテム10選に紹介されました。
シューケアアイテム何を揃えれば良いの?とお悩みの皆様はコチラをご覧下さい
靴と共に長く大切に使いたくなるアイテム10選!拘りのシューホーンやシュートリーのご紹介です。
コメントをお書きください