本間です。
今回も「靴の染替え」のご案内です。
靴の染替えとは、その名の通り靴に染料を染み込ませて
染めなおす事です。
巷で「染め替え」と謳いつつ実は「塗料(顔料)」を
塗り重ねているのとは違います。
BROSENTの「染め替え」は「再生」に近い意味が有ります。
かなり傷んでしまった状態の革を元気に若々しく再生する!
そんなイメージに近いかもしれません。
革靴の若返りとは一体どんな事なのか。
まずは、お持ち頂いた状態のお靴です。
メーカーは日本を代表する靴メーカー「スコッチグレイン」です。
アッパーは珍しい「コードヴァン」を使用しています。
拡大して革の状態をご覧下さい。
乾燥し、白く粉が噴いています。
必要な水分や油分が補えておらずにかなり傷んでしまってますね。
この状態からBROSENTの染替えはしっかりと革の状態を良くし若返った様な変化を起こします。
今回はなるべく元のカラーを崩さずに赤みを気持ち落ち着かせる様な染色のご依頼です。
それでは早速、靴の若返りの「before」⇒「after」をご覧下さい。
革に張りも出てしっかりと瑞々しさも取り戻してます。
気持ち、シワも伸びてる様な?まさに若返りですね☆
カサカサな革がこんなに再生します。
BROSENTの「染め替え」は作業中に何度も「保湿クリーム」を入れて革の状態を整えながら行います。
それにより必然的に革は回復しお仕上がり時にはまさに「再生」と言う言葉が当てはまる様に、
お仕上がり時は画像の様な「ツヤツヤ」の瑞々しい状態に若返ってくれます。
革の再生屋!と言われる事も有る位です。
勿論、傷み具合によっては手遅れと言いますか、限界も御座いますが・・・
最近は「革靴の染替え」が出来ると言う事が多くの人に知れ渡り認知度が上がってきました。
それに伴い革靴の染替えを「メニュー」に加えるお店も増えて来てる様に感じます。
ただ、今回たまたまこのブログを読んで頂いてる皆様に1つだけ知っておいて欲しい事が有ります。
「革靴の染替え」と「革靴の塗り替え」は似ている様で全然違います。
「塗り替え」は革の塗料(顔料)を塗って色を変える方法です。
恐らく一般的に多いのはこの方法だと思います。
単純に色だけ変えたいので有れば良いかもしれませんがその後に「ひび割れ」「色剥がれ」等、
下記画像の様に塗料が割れてしまうリスクが有ります。
塗料を上に塗ってるだけなので、当然と言えば当然の結果ですが。。。
今後も長く履いていきたいとお考えの場合は少しリスクが有る方法だと思います。
「染め替え」は染料を革に染み込ませて革自体の色を変化させて変えて行く方法です。
とても高い技術と経験が必要です。
染料を直接革に染み込ませながら革自体を染めて仕上げていく方法になりますので、
非常に時間と技術が必要になります。
その分、革に風合いを損なわずにしっかりエイジングが出来る状態に仕上がります。
また、色を加える事で鮮やかさを取り戻すので見た目もかなり回復致します。
お気に入りの靴をこれからも長く履いていきたいとお考えの中で「染め替え」をご検討している皆様。
「塗り替え」と「染め替え」の違いをご理解の上、各お店にご相談してみて下さいね。
勿論!BROSENT(ブロセント)は正真正銘の「染め替え」でご案内致します。
是非、ご相談下さい☆
ご相談前に「靴の染め替え」は革の素材によって染料が染み込まずに行えない事も御座います。
まずは下記の染替えについての詳細をご覧下さい。
『イベント情報』
2019 9/14(土)~16(日)の3日間 BROSENTのオーダーイベントを行います
場所:そごう 横浜店 5階 新試掘売り場
内容:オーダーシューズ&オーダーベルト受注会 ⇒ イベント内容
≪ご案内≫※クレジットカード各種 ご利用頂けます
お客様1人1人の足を採寸して仕上げる事で抜群の履き心地を実現。
使用する素材もインポートのトップブランドに引けを取らない高級素材を使用。
世界に誇る日本の職人の丁寧な仕事
そんな1足がリーズナブルな適正価格でお作り出来るBROSENTです。
是非、靴選びにお困りの方や近々靴のご購入をご検討されている皆様!当店にご相談下さい。
ご来店予定の有る方は、日程 お時間等をお知らせ下さい。
BROSENTのオーダーシューズのお取り扱い店舗様を募集しております。
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