こんにちは、BROSENTの清水です。
靴には色々な細かい仕様がございます。
BROSENTのオーダーでは『そんなとこ誰も見てませんって。。。』と言われてしまいそうな細かい所まで仕様を選ぶことが出来ます。
今日はそんな脇役(失礼)達をご紹介しようと思います。
仕様を選ぶ時一番大事なのは『どんな靴を作りたいか』と言う大まかなイメージを持つことです。
例えば。。。
『ドレッシーな感じ』とか。。。
『ゴツ目のカントリーっぽい感じ』とか。
大体で全然構わないので、大まかなイメージを持っているとこちらもアドバイスしやすくなります。
ではその細か~~い所を何点かご紹介してみましょう。
まずは『ハトメ』と言われる靴ひもを通す穴から。
これは2種類ありまして。。。
こちらは金具が裏側に付いているので『内ハトメ』と言います。
ドレスからカジュアルまで万能に使える仕様です。
一方金具が外側に付いているこちらは『外ハトメ』と言います。
こちらはカジュアルオンリーと思ってください。
BROSENTでは全11色(!)の中からお選びいただけるので、自分だけの個性的な1足をお作りすることが可能です。
続いては『ウェルト』と呼ばれる、アウトソールを縫い付けるためのパーツの仕様です。
こちらは『フラットウェルト』と言います。
最も普通のタイプなのでドレスからカジュアルまで幅広く用いられる仕様です。
ウェルトとアッパーの間に防御壁みたいなのが立っているのが分かるでしょうか。
このタイプのウェルトは『スプリットウェルト』とか、『ストームウェルト』などと呼ばれます。
この防御壁がアッパーとウェルトの間から水などが入って来ないようにする仕様です。
アウトドア仕様ですからやはりカジュアルが似合う仕様です。
続いては細かいですが。。。
ウェルトにギザギザが付いているこちらを『目付』と呼びます。
『目付』にも色々と種類があるのですが、BROSENTのは『縁取り目付』などと呼ばれるタイプです。
イギリスの『Edward Green(エドワードグリーン)』などもこのタイプですが、ウェルトを狭く見せる効果があります。
『目付』は縫い糸を目立たなくしたり、縫い糸のピッチを整えたりする為に入れる仕様です。
ドレスからカジュアルまで幅広く合わせられる仕様です。
このギザギザを無しにすることも出来ます。
こちらはどちらかと言うとフォーマル靴に使う仕様です。
何故なら!
上の靴はオペラパンプスと言ってメンズでは最もフォーマルなデザインとなります。
この靴基本的にセメンテッド製法、接着なんですね。
なのでコバが殆ど張っていません。
『目付』付けるスペースが無いんです。
このような雰囲気の靴を作りたい時は、無しにするとスッキリするので丁度良い、と言う訳です。
最後は底面に仕様を2つほど。
まずは色から。
こちらは単色の仕上です。
ドレスでもカジュアルでもどちらでもOKです。
こちらはご存知の方も多いかもしれませんね、『半カラス仕上げ』と言います。
色を付けたウェスト部分が細く見える効果があり、よりドレッシーに見える仕組みです。
つまりはドレス靴に適した仕様、と言う事です。
最後はこちら。
ウェストが平らなこちらを『フラットバック』と呼びます。
普通の靴はほとんどこの仕様なので、ドレスからカジュアルまでお使いいただける仕様となります。
BROSENTの靴の基本仕様がこちらなのですが、ウェスト部分が盛り上がっているの分かるでしょうか?
これは『フィドルバック』と言う仕様で、『半カラス仕上げ』同様ウェストを細く見せる効果があります。
当然ドレス仕様の靴に合います。
見た目カッコ良く珍しいのでこれにしたがる方が多いのですが、カジュアル靴、特にゴツ目の靴には合わないので止めましょう。
以上です。
ね?『そんなとこ誰も見てませんって。。。』でしょ?
でもこういった細かい所を色々と決められるのもオーダーの一つの楽しみではあると思います。
因みにこんなこと覚えて来なくても良いですよ。
ご注文時にはちゃんと一つ一つ説明させて頂きますので。
あと普通の靴屋さん行ってこんな話したら『面倒くさいお客さんだな。。。』と確実に思われるのでお気を付けください。。。(;^_^A
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