コラム『ウィズって要る?~細い木型の必要性について考える』

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

ウィズ、と言う言葉をご存知だと思います。

EとかDとかFとかと表示される靴の幅を表現するものです。

元々長いこと既成靴屋さんをやっていましたが、やはり人気の超定番モデルは標準のEに加えDの在庫を持っていたりもしました。

当時は接客していて非常に便利に感じていたんですが、今オーダーを始めて『( ,,`・ω・´)ンンン?』と思う事があります。

今日はそんなお話です。

写真少ないです。

専門的過ぎてつまらなかったらごめんなさい。。。m(__)m

 

既成靴やパターンオーダーなどで『細い(広い)木型もあるので大丈夫!』みたいなうたい文句を最近見かけます。

自分のお店で接客していてふと思ったんですが。。。

 

じゃあ、横幅はやや広くて、甲が低い人はどうやって対応しているんだ!?

 

 

そもそも靴のウィズとは足の幅の一番広い所『1周』を指して言います。

横幅も甲の高さも包括して1周です。

横幅が広い人が必ずしも甲が高いとは限りません。

また横幅が狭い人が甲が低いとも限りません。

ウィズを変える場合通常全体を広くしたり細くしたりします。

この方法だと横幅の狭い甲高、幅の広い甲薄の方には対応できないはずなんです。

 

さて、ではBROSENTはどうなってるんでしょう?

BROSENTではウィズは基本1つです。

そこから幅が広い方には。。。

 

 

乗せ甲と言う木型に革を貼ってその部分を広くしてお作りしています。

逆に遅い方には。。。

 

 

別注した(あ、うちが一生懸命発注しているせいか、レギュラー品になったみたいです!)今では貴重(らしいです!)となっているヌメ革のインソールで調整します。

 

まとめると。。。

 

横幅広め 乗せ甲で対応

横幅狭め !!!!!!

甲高め  乗せ甲で対応

甲低め  インソールで対応

 

これらを組み合わせる事で足の形状に近付けてお作りしています。

当然乗せ甲とインソール調整を一緒に行う事もございます。

 

中に!!!!!がありますね~。。。(;^_^A

正直に言うとこれだけは完璧には対応していないのです。

インソールを入れて甲部を抑え、甲を張らせることで横幅の余裕を取ることで対応しています。

これだけはこの価格で提供するために妥協して頂くしかないのです。

ただ過去の経験上強引にウィズを変えるよりは良いと思います。

何十万かけてビスポークを作れば問題は解決するんですが。。。そうもいきませんよね~。。。普通の人は。。。

 

もちろん一つの木型からの変化ですから極端なお足の方には対応できない事もございます。

全てはこの価格に抑えるためなのでご容赦ください。m(__)m

 

設備(木型)を増やすと言う事はコストがかかります。

コストがかかると言う事は値段が上がります。

これを抑えるためにもこの2つを有効に使っているのです。

 

とにかくオーダーして頂いたお客様に出来るベストで対応させて頂きますので、ぜひBROSENTのオーダー、お試しになってみて下さい!!

 

 

 

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