こんにちは、BROSENTの清水です。
突然ですがBROSENTはオーダー靴屋なんですが、その他に3本の自慢すべき矢がございます。
この3本の矢があるからこそ出来る靴の復活があったりします。
本日はそんなお話です。
3本の矢とは『染替え』『メンテナンス』『修理』の3つです。
『染替え』はご存知ですね。
累計足数300足を超える実績を誇る、今やBROSENTの中核を担うサービスです。
『メンテナンス』は本間先生の元々の得意分野。
先生の多くの教え子たちが独立してお店をやっている事実からも先生の実力を伺い知ることが出来ると思います。
因みにメンテナンスの大会とかからは『出ないで下さい』と言われます。。。(≧◇≦)
そして最後が『修理』です。
因みにこれは契約工場に出しています。
自分ところで職人さん雇って機械をわざわざ揃えるより、利益削っても上手な所に出した方が良いんじゃね?という私の考えに基づくものです。
で、この3本を駆使しないと復活出来ない靴がやって参りました。
こちらです!!
ご存知アメリカの≪ALDEN(オールデン)≫です。
かなり厳しい、半死と言っても良い状況です。
ところがどっこい!3本の矢を全て高次元で併せ持つBROSENTならここまで来ても大丈夫!!
見事復活させて見せましょう!!
と言う訳でBefore&Afterでご覧いただきましょう!!
かなりダメージを食らっているように見えますが、そこは流石のコードヴァン。
よく見ると革自体にそれほど大きなダメージはありません。
ですが色褪せ、細かい傷、恐らくサイズが大きいんでしょう、深いしわが入ってしまっています。
それが。。。こんな感じで復活ました!!
『染替え』でコードヴァン本来の色に戻し、『メンテナンス』で細かい傷も殆ど無くなりました。
深いしわが改善された理由は。。。こちらは後ほど。
アップでも見てみましょう。
手前味噌ですが凄くないですか!?
お客様も『凄ぇ~っ!!』と驚かれていました。
続いて横から。
ここにアッパーの深いしわが改善された秘密があります。
Beforeの写真ではつま先がふんぞり返ってますよね?
ソールを新しい物に張り替える事で、下方に引っ張られしわが伸びてくれるんです。
続いては後ろから。。。
ほぼ平らになるほど減ってしまっています。
が、こちらも見後に復活!!
それにしてもコードヴァンは丈夫ですね~。
元々農民が履いていたと言う素材だけあって耐久性の高さには驚かされます。
最後は下から。
本来の雰囲気を壊さないようオープンチャネルで仕上げ、トップはラバーにしました。
これにて3本の矢をフルに用いた復活劇完了いたしました!!
そしてお引き渡し時には第4の矢『サイズ調整』で、もう深いしわが入らないようジャストサイズにしよう!!
ん~。。。パーフェクトな仕事だ~。。。
と思ったらご配送でした。。。
第4の矢炸裂ならず。。。
こちらはまた次回。。。
トホホ。。。
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