こんにちは、BROSENTの清水です。
先週末は仙台三越さんへ行って参りました!!
オーダー、染替え依頼と多くのお客様にご来店いただき、ありがとうございました!!
中にはBROSENT初のオールリザードのご注文を頂いた入りと大変盛況でした!!
仙台の皆様またお会いできるのを楽しみにしております!!
さて、本日のブログはその仙台三越さんのイベントでも好評だった革靴の染替えのお話です。
最近では毎日のように北は北海道、南は九州(沖縄はまだないです。。。(;^_^A)まで多くのお客様からご依頼、問い合わせが殺到しております。
なかなかのパンク状態ではあるのですが、毎日せっせと作業を行っております。(本間君が。。。)
そこで本日はBROSENTの染替えについてちょっとお話しようと思います。
BROSENTの染替えの最大の特徴は≪染料≫を使う事にあります。
≪染替え≫をメニューにしているところは多々ございますが、その多くは≪顔料≫による仕上げです。
≪顔料≫とは簡単に言うとペンキ、吹付のようなものです。
全面べた塗りなので時間もかからず、技術的にも簡単なのがその理由だと思います。
一見ムラなく染まって綺麗なんですが、これ弱点があります。
履いている内に屈曲部分などが剥がれる可能性があるんです。
なのでBROSENTには『染替えた靴の染直し』なんて依頼も結構ございます。
ただこれ一度塗られた≪顔料≫を落とさなければならないので、ちょいと面倒です。
同じように元々≪顔料≫で仕上げられている靴、実は皆さんが思っているより多いです。
先ほど書いた様に≪顔料≫はペンキのようなものです。
革の表面はプラスティックのようなノッペリとした顔つきになってしまいます。
あまり高級感はありませんね。。。(;^_^A
ではなぜこのような仕上げをするのでしょうか?
≪顔料≫仕上げの革は、ペンキを塗った板と同じです。
木目も何もあったもんじゃありませんよね?
例えば高級寿司屋さんのカウンターにある綺麗な1枚板のカウンター。
あれって綺麗ですよね。
木目が綺麗じゃないとあんなカウンターは作れません。
想像してみて下さい。
高級寿司屋さんに行って座ってみたら、木目が汚い板に茶色のペンキを塗ったカウンターだったら。。。私なら引きます。。。
要は元の革質を誤魔化すためにやっているんですね。
ですが、BROSENTの手にかかれば!
こちらは典型的な≪顔料≫仕上げの靴です。
≪顔料≫仕上げの靴は≪顔料≫が邪魔して≪染料≫が染み込みません。
なので一度≪顔料≫を徹底的に落とします。
その後≪染料≫を使い革の内部まで染めていくと。。。
革本来の顔が表に出てきました!!
毛穴とかもきちんとあるのが分かるでしょうか?
こうなると使い込んだ時に味が出てきます。
≪顔料≫仕上げの靴は。。。『単にしわが入った古い靴』にしかなりません。
『染替えは色が変わるだけじゃない!』の1つ目は、『革が本来の味を取り戻すが出来る!』です。
次はこちらのお靴をご覧ください。
大分お疲れのご様子です。。。(T_T)
表面も油分が抜けてもカサカサです!!
で~す~が~!!
BROSENTの染替えの手にかかると!!
当然履きじわは残りますが、表面的にはほぼ新品に戻ります!!
実はこれ訳がありまして、≪染料≫で仕上げる場合中までしっかり入るように表面を一旦荒らします。
その後しっかり≪染料≫で染めて、最後に表面を改めて整えるのです。
その為見た目がこのように綺麗な状態に戻ってくれるのです。
まさに復活!!と言ったところでしょうか。
2番目の『染替えは色が変わるだけじゃない!』は、『古くなった靴が復活する!』です。
最後はこちら。
大分汚れが目立ちますね~。
左のお靴はライトブラウンなので履きじわの汚れが目立ちますし、こなると完全に除去するのは大変です。
右のお靴は染みです!!
落せる場合もありますが、染みの成分によっては困難な場合もあります。
そんな時は!!
染めちゃえ!!です。
濃い色に仕上げる事で汚れや染みを目立たなくしちゃう、と言う裏技です。
発想の転換ですね。。。(;^_^A
3番目の『染替えは色が変わるだけじゃない!』は、『汚れや染みを誤魔化せる』でした。
このように色を変えるだけでなく様々な効果をもたらせることが出来るBROSENTの染替え。
悩んでいる靴がありました是非一度ご相談ください!!
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