本間です。
もう11月も中旬を過ぎ、後半戦へと入りました。
あっという間に「クリスマス」が終わり気付けば年末・・
きっとそんな風に忙しく皆様過ごされる時期ですね。
BROSENTでご依頼頂いております「靴の染め替え」も
通常納期で1ヶ月~40日程頂いております。
その為、今後の受付に関しては「年内のお渡し」が
だいぶ困難な状況となっております。
11月23日(金)までの受付までに関してはなるべく年内にお渡し出来る様に作業を進めさせて頂きます。
前回も「納期」についてご案内させて頂きましたが、
今回、ご覧頂くblogを読んで頂ければご納得して頂けると思い書かせて頂きました。
1足の靴を「染め替え(リカラー)」するのには1日や2日では終わらない場合が殆どです。
色を上から噴き付けて塗装する事でリカラーする「顔料仕上げ」とは違い、「染料」でのリカラーは
かなり難易度が高く仕上げるまでの時間が掛かります。
再度、皆様にご迷惑をお掛けしない様にご案内致します。
「靴の染め替え(リカラー) 納期について」
2018年 11月23日(金)までの受付までに関してはなるべく年内にお渡し出来る様に作業を進めさせて頂きます。
ただ、今現在もご依頼を多数頂いており順番に作業を進めております。
染め替えのご内容やお靴の素材、デザインにより2018年 11月23日(金)までにご依頼頂いたお靴に関しても
年内のお渡しが困難な場合が御座います事を御理解下さい。
なるべくお時間に余裕を持ってご依頼頂きます様お願い申し上げます。
さて、それでは題名の「染め替え(リカラー)」をキレイに仕上げるコツですが、
私が思う所、これしか方法は御座いません!
それは「気合い染め」です。
正直、勿論技術なども必要ですが、何百足も染色を行ってきて分かってきたこと。
一番大事なのは「気合い」。。。のようです。
そして「諦めない気持ち」です(笑)
それがどういう事か!
一番、染め替えを行った時に挫折するパターンの靴で見てみましょう。
ギターで言うと「F」とか「B」とかのコードみたいなヤツです。
それがコチラ
「 Tricker's(トリッカーズ)」の型押し革&顔料仕上げの靴です。
上の画像の様なタイプですね。。。
何も「 Tricker's(トリッカーズ)」が染まりにくいと言うよりこの「型押し革&顔料仕上げ」の革が
非常に手強く、挫折する事が多い種類の革です。
どの様な事かと言いますと・・・
やってみたら解ると思いますが、まぁ弾く弾く・・・(@_@)
全然染料が染み込まないんですねぇ。
中途半端に始めちゃうともう後戻り出来ませんしリカバリーも出来ません。
何とか頑張ってみても・・・空しく染まらない・・・
それで嫌になっちゃうんですよねぇ。。。
この感じが「ギター」を始めて「G」とか「D」とかのコードはすぐ押さえられたのに
「F」「B」「Bm」とかが全然押さえられなくて挫折した感覚に似てまして(笑)
でも「ギター」でも「ダンス」でも「染め替え」でも努力無しでは出来ません!
「意地でも染めてやる」と言う気合いが一番必要です!
私、本間も苦労しました・・・今でも苦労しますがちゃんと出来る様になりました☆
ちゃんと努力すれば染まるんです!!
途中で投げてしまえばそれまでです。
しっかりと「気合い染め」をして仕上がった靴をご覧下さい。
キレイに仕上がってますよね。
元の顔料を落とすのに半日以上。
全体を下染めするのに半日以上。
ご依頼の色に近付けるのに数時間。
左右の色を合わせるのに数時間。
乾かして色を定着させるのに丸1日。
最終仕上げに数時間。
と1日、2日で仕上げようとしても早々上手くはいきません。
数日かけてじっくりと完成まで進めていきます。
これは非常に難しいパターンの場合ですが1足の靴を染め替えるのは非常に時間が掛かります。
以上で御座います。
今、私本間が一番嬉しい言葉
「急がないから良いですよ。年明けでも全然構いませんよ。ゆっくりやって下さいね」
この言葉を頂くとスゴク嬉しいです☆
年内、ご迷惑をお掛けしますが何卒宜しくお願い致しますm(__)m