本間です。
今回も悩めるお客様からのご相談です。
お客様「あの・・・コードヴァンの靴なんですけど左右の色が全然違くなってしまって・・・直せますか?」
『Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ』の
コードバン タッセルローファーです。
確認した所、確かに・・・
これはちょっと厄介な状態ですね。。。
しかしここは自称?「駆け込み寺」BROSENT!
大丈夫!何とか直す方法は御座います!!
ただ、市販されている「クリーム」等ではここまでの色の誤差を整える事は難しいと思います。
顔料系クリームをベタベタ塗って誤魔化す?のも・・・どうなんでしょうか。。。
これは「日焼け」「色の退色」等によるトラブルです。
コードヴァンに意外と多いトラブルです。
コードバンなんだから気にしないで履けば良いさ!と思いながらもやっぱり気になりますよね💦
そこで、今回この「コードヴァンのお靴の左右の色合わせ」をBROSENTが行う方法は☆
ご存知「革靴の染替え(リカラー)」です。
『コードヴァンも染められるんですか??』と良くビックリされる方も多いですが
勿論、コードバンも仕上げ方法次第ですが染色可能です。
※カラーによっては出しずらい色も御座います。またコーティング仕上げによって染色出来ないコードバンも御座います。
ちゃんと私、本間の拘り「染料100%」で作業を行います。
確かに、特殊な革なので色の発色の出方が「カーフ」「キップ」等の牛革とは異なるので
コードヴァン用の染め方でしっかりと染色作業を行います。
今回は仕上がりをより良くする為・・・色の濃い方のお靴に併せて染色を行わせて頂きました。
赤みを強く出す事も可能ですがどちらかと言うと濃い方が仕上がりが整いやすくキレイに仕上げられます。
それでは作業を開始します。
勿論、濃い方に合わせると言っても方足だけでは無く「両足」しっかりと染め直します。
どうだ!?
恐らく…これで整った筈です。
この段階ではまだクリーム等を入れて仕上げる前なので発色が微妙に見えますよね。
ただ結構「赤み」を出す為にしっかりと染料を計算して「調合」してます。
きっと、顔料仕上げのコードバンとは異なる「Horween cordovan(ホーウィン社 コードバン)」独特の
透明感の有る光沢と深みの有る染色したカラーが蘇ってくれると思います。
よし!左右の色が変わってしまったコードバンの色は整いました!
ちゃんと「赤み」」も程良く出てくれました。
色を合わせるだけなら何とかなるんですが問題は「透明感の有る仕上げ」です。
自然光に当てて見てみましょう。
良いですね~。
顔料コードバンの「ベタ塗り感」は無くしっかりと革の表情が解ります。
流石「革の宝石」と言われるだけは有りますね。
これが「染料100%」で仕上げるBROSENTの「染め替え(リカラー」の魅力です。
「染料染め」なので当然、染み込まない「コーティング系」の革等も有るので全ての革で行える方法では御座いません。
『この革靴は染められるのかな?』とご自身で判断が出来ない場合はコチラにまずはお問合せ下さい。
メールでお気軽に確認して頂ければと思います。
ご料金等のお見積りもご案内させて頂きます。
※通常8000円~15000円の範囲内です。
是非お問合せ、又はご来店お待ちしております☆