本間です。
今回は「修理」のご紹介です。
以前にもブログで書いた事が有りそれが原因か?
ここ最近立て続けにご依頼を頂いている修理が御座います。
その名も通称「チャールズパッチ」です。
あの、ご存知「チャールズ皇太子」からこの修理の
名前がいつの間にかそう呼ばれる様に。
この靴をみて皆さんはどう思われますか?
こも靴は「チャールズ皇太子」が実際に履かれている靴です。
ブランドは「John Lobb(ジョン・ロブ)」や「Tricker's(トリッカーズ)」「GEORGE CLEVERLEY(ジョージ・クレバリー)」や「FOSTER&SON(フォスター&サン)」等を履かれてたそうです。
勿論「ビスポーク」でしょうね。
そして相当、靴を大切に!それも半端じゃない位にしている事が靴の画像からみられますね。
靴のアッパーの傷んだ場所に「革のパッチ」を当ててツギハギの様にして大切に履き続けて居ます。
そんな「靴を大切にする」事に感銘を受け今、日本でも同様の修理をご依頼される方が増えてきました。
今回ご依頼頂いたお靴はコチラです。
『EDWARD GREEN(エドワード グリーン)』
この靴も英国(イギリス)を代表する名靴ですね。
修理する箇所はコチラです。
アッパー(甲革)の大きい履きジワの外側部分が傷んで「ひび割れ」「革切れ」を起こしています。
この部分を「革パッチ」通称「チャールズパッチ」で補修致します。
そして修理後の姿がコチラです。
如何でしょうか。
見る人によっては「何でそこまでして履くの?」と思う方も居るかもしれません。
ただ、靴って好きな人は本当に大事にしたいんです。
しかも「EDWARD GREEN(エドワード グリーン)」ともなると尚更「思い入れ」も詰まっているお靴だと思います。
僕は素晴らしい気持ちだと思います。
1足の靴を作るのに掛かる職人さん達の手間暇を感じられる靴。
履いた人にしか解らない「履く程に自分の足に合わせてくれようとしてくれる」靴。
お手入れをしながら何年も足元をさせてくれた靴。
買った時の高揚感を感じさせてくれた靴
気持ちは人それぞれですが、「靴」は自分の歴史を一緒に1歩ずつ歩んできてくれたんですね。
それは「愛着」も湧くのは当然です。
そう思うと、古くなったら「捨てる」と言う選択肢は・・・
自分が履いていた靴を息子に譲る、亡くなった時に棺桶に一緒に入れる事も人によっては有ります。
靴を大切に思う気持ちはとても素晴らしい事ですね。
BROSENTはその様な気持ちを大切にさせて頂きます。
今回ご紹介した修理「チャールズパッチ」も勿論の事、BROSENTのオーダー靴も同じ様に
皆様にとって大切な靴になってくれる様になったら良いな。
そう願ってます☆