本間です。
連日、お問い合わせやご来店での
ご依頼が多い「革靴の染替え(リカラー)」ですが
その中でも他店と比べて絶対的に仕上がりに自信の有る
ブランドが有ります。
【Tricker’s(トリッカーズ)】です。
中でも画像の「エイコーン」や定番の「マロン」と呼ばれる「アンティーク」と呼ばれる素材を使った「カントリーブーツ」や「カントリーシューズ」に関しては特に自信が有ります!
他店に負けない自信!その理由は?
と!その前に本日2018年 10月13日(土)~こんな素敵なフェアを開催中☆
ニュース『新作&ブーツフェア開催のお知らせ~今がベスト!』
さて!宣伝もしっかりした所で本題に入ります。
【Tricker’s(トリッカーズ)】のカントリーブーツ、特に「エイコーン」と呼ばれる
ライトブラウンカラーのこの靴。
ムラの無いパキッとした「単色」革を使用してます。
所謂「顔料(塗料)」仕上げですね。
その為、いざ染替えと言ってもこの「顔料(塗料)」が強力で「染料」が全く染み込みません。
他店でこの【Tricker’s(トリッカーズ)カントリーブーツ エイコーンカラー】の染替え(リカラー)を
頼むと・・・勿論、全てのお店がそうでは無いですが比較的多い事例としてこんな仕上げをして
染替え?を行っている事が御座います。
この画像はその後に起きた「トラブル」ですのでそれは後ほど。
・・・う~ん染替え?・・・これは「染めてません」ね💦
これが「顔料(塗料)」仕上げです。
革を染めるのではなく革の上に「革用塗料」で上塗りして色を変えてます。
「リカラー」ならば成立しますが「染め替え」ではないですよね。
この「顔料(塗料)」塗料仕上げは仕上がった段階ではしっかり色も変わり、
ムラの無い統一した見た目になりますので結構「キレイに仕上がったな」と言う印象を受けるかもしれません。
しかし、履いているうちに「履きジワ」等の動きが有る箇所からボロボロと塗料が剥がれてきてしまい
画像の様な状態に・・・
これじゃもう履くの嫌になりますよね(-_-;)
今回の【Tricker’s(トリッカーズ)】の様な染料が染み込みにくい仕上げの革は
こうするしかない!と言った所でしょうか??
いや!ちょっと待った!!
それならまず染料の染み込みを邪魔する「顔料(塗料)」を予め剥がしてから染めれば良いのでは??
そうなんです!除去する顔料にも限界は確かに有ります。
「ガラスコーティングレザー」や「ホワイトレザー」等・・・
ただ、【Tricker’s(トリッカーズ)】の「顔料(塗料)」ならば剥がせます!!
かなり大変だけど・・・
私、本間は「顔料(塗料)」は一切使用せずに【Tricker’s(トリッカーズ)】の染替え(リカラー)を
行います☆
100%染料のみで【Tricker’s(トリッカーズ)】の染替え(リカラー)を行うお店はそうそう無いと思いますよ☆
それは何故か?すごく大変な作業だからです。
でも仕上がりは「顔料(塗料)」に比べて圧倒的です!!
既に元々の「顔料(塗料)」も部分的に剥がれ落ちて来てますね。
これを「あの手この手」を使用して我慢図良くまずは全体を除去していくのですが
方法は・・・企業秘密とさせて頂きますm(__)m
そして染色を行います。
おいおい💦大丈夫か?これ・・・(´゚д゚`)
て位にムラムラムラムラ・・・ですね。
始めて【Tricker’s(トリッカーズ)】の染替えを行った時は正直「やっちまった・・・」と思いました。
ただ、今はこの感じ。当たり前の光景です♪
ここからが腕の見せ所!!どうやって?どのように?整い着地していくのか??
お楽しみに~♪
と言う事で今回は「前編」blogですのでここまでです。
【Tricker’s(トリッカーズ)】の「染め替え(リカラー)」をお考えの皆様!
何処に出せば良いの?と迷ったら目黒 BROSENTの私、「本間」にお任せ下さい!
不安で有れば近日公開の「後編ブログ」をご覧になってからでも良いので☆
【革靴の染替え(リカラー)をご検討中の方はコチラをご覧下さい】