本間です。
今回は引き続きお問い合わせが多い「レザーソール」の
お手入れについてご案内します。
画像の様に「レザーソールに穴が開いた」何て
経験の有る方も多いのでは?
レザーソールは勿論、日々の歩行時に消耗していくので
どんなにお手入れしても必ず減っていきます・・・が!
少しでも長持ちさせたいですよね☆
その為にはやはりお手入れが必要です♪
簡単ですけどね☆
先程の穴が開いてしまった「レザーソール」の画像を拡大して見てみましょう。
穴の場所に目が行きがちですが、その周りを良くご覧下さい。
摩擦で毛羽立ってるのが解りますでしょうか。
こうなっていると物凄いスピードで削れていきます。
と言う事は薄くなり「穴」が開いてしまう事に繋がります。
「レザーソール」は当たり前ですが「革」ですよね☆
以前、靴のメンテナンスについても「革には乾燥が一番のダメージに繋がる」と言った
内容のブログをご案内致しました。
乾燥すると革は繊維ですので表面がカサツキ「毛羽立ち」が出てきます。
この状態は非常に摩擦に弱く擦れるごとに繊維が切れて傷んでしまうんですが、
この「繊維の乾燥」を逆手に取って利用している食べ物が有るんです。
殆どの方が1度は口にした事が有る「カツオ節」です。
話は少しそれますが、「カツオ節」は「カツオ」を乾燥させて水分を完全に抜いた状態にします。
あの硬いやつです。
完全に脱水して硬くしたカツオを削り機にかける事で削れて「カツオ節」が出来るんですが
その削れていたカツオの表面に霧吹きで水を吹きかけると削れなくなるそうです。
水分が含まれる事によって保湿されるので削れなくなるんですって。
そんな「カツオ節」も繊維で出来ています。
強引に繋げますが(笑)
「レザーソール」も「カツオ節」も同じ繊維!
乾燥すれば削れるんです。
上記から、レザーソールが減りやすい理由の大きな原因は「乾燥」です。
「レザーソールは雨の日は履いちゃダメ」って言われてますよね☆
でも、雨の日にレザーソールを履くと実は殆ど削れて無いんです。
雨水で湿る事で乾燥が無くなってる事が理由です。
ただ、雨の降ってるうちは良いのですが雨が止んで濡れた靴やレザーソールが時間と共に
乾いていきますよね。
一度濡れた繊維は乾燥する事で「ギュッ」と繊維が縮み硬くなります。
その時が一番の危険な状態です。
乾いたからとその状態で履くと・・・普段の数倍のダメージを与えてしまいます・・・
カツオ節の話やら何やらでまた話は長くなりましたが・・・
要するにですね☆ 乾燥してるから減るって事なんです。
じゃあ、乾燥をなるべくさせない様にしてあげれば「減り」はだいぶ抑えられる事になりますよね。
レザーソールもしっかりお手入れしてあげましょう!!
用意するのはコチラ
「革底長持ち」のシールが貼って有りますね。
コチラの商品は「革底(レザーソール)専用 保湿クリーム」
M.Mowbray ソールモイスチャライザー:1500円+税
このM.Mowbray ソールモイスチャライザーは革を柔らかくする為の柔軟オイル「ラノリン」と言う成分が
ふんだんに含まれております。
ラノリンは選択の際に使用する「柔軟剤」にも使われているので聞いた事は有るかもしれませんね。
保湿と同時にレザーソールを柔らかく足馴染みを早くしてくれるお手伝いもしてくれます。
使い方は簡単ですよ。
乾いたレザーソールに少量付けて
レザーソール全体に布や指やブラシなどで馴染ませる
これだけです☆
この作業だけでシットリとレザーソールが保湿されますよ。
見た目では大きな違いは分かりにくいと思いますが、実際に使ってみれば解ります。
明らかに効果は有ります☆
レザーソールのオールソール修理は15000円~20000円位。。。
出来れば修理のタイミングを伸ばせるだけ伸ばしたいですよね(^^;)
その為には日頃のメンテナンスが大切です☆
靴磨きと同様!レザーソールも一緒にお手入れしましょう!!