こんにちは、BROSENTの清水です。
BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか?」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います!」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。
長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。
なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい!我々はオーダー屋です!』と言う事を知って頂きたい!と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。
お買い物の参考にして頂ければ幸いです。
では参りましょう!
本日はBROSENTの色の頼み方のお話です。
まずは取敢えず靴をご覧いただきましょう。
皆さんご承知の通りBROSENTのオーダーはフリーカラーシステムというシステムを採用しています。
スエードや黒、白と言った素材以外は全てヌメ革からお好みの色に染めていく、と言うシステムです。
白の染料と言うものが存在したいため、白を混ぜて作る色、例えば水色やピンクと言った色以外は何色でも作れます。
ところが『どんな色でも出来ますよ~』と言うと、皆さん意外と『う~ん。。。』となります。
茶系とか青系、緑系など大まかには大体皆さん決めていらっしゃいます。
問題はそこから。
トーンや仕上げと言った細かい所までは決めかねる場合が結構多いです。
そんな時は。。。
店頭にはオリジナルカラーを使ったサンプルが展示してあります。
それを見て『こんな感じで!』と言うのが一番楽ちんです。
欲しい色の系統はあるんだけど、ちょっと濃さが違う、何て場合もございます。
そんな時は色々な物を活用して、お客様の理想の色を探します。
例えば。。。
こんな風に『革靴 赤』などと検索すると赤い靴が大量に出てきます。
お好みの色があったらその画像を保存して同じ色に仕上げます。
他にも。。。
店頭には靴の雑誌もご用意しています。
その中から探すこともございます。
一般的な色はネットで探すよりこちらの方が手っ取り早く見つかる事が多いです。
また慣れたお客様の場合事前にネットで探してから来られるお客様もいらっしゃいます。
その場合携帯で見せて頂き、それを写メで取ったり、送って頂いて保存しておきます。
因みに今回のグリーンローファーは。。。
店頭にある≪Deep Green(ディープグリーン)≫だと濃すぎで。。。
同じく店頭にある≪Green Grass(グリーングラス)≫だと明るすぎで、その中間でお願いします。
と言うご要望で出来た靴です。
欲しいデザインが欲しい色で手に入る希有な靴屋さんだと思うので、ぜひ上手にご利用なさってください!!
本日ご紹介した靴は『Ex.183』でご覧いただけます。
BROSENTの靴の特徴に関しては『BROSENTの靴』でご覧いただけます。
オーダー方法に関しては『How to Order~オーダーの方法』でご覧いただけます。