こんにちは、BROSENTの清水です。
BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか？」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います！」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。
長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。
なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい！我々はオーダー屋です！』と言う事を知って頂きたい！と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。
お買い物の参考にして頂ければ幸いです。
では参りましょう！
本日ご紹介する靴はこちらの２足です。
目にも鮮やかなSunset Brown（サンセットブラウン）と名付けられたミディアムブラウンのキャップトゥ、Lily（リリー）と、クールなブラックのカーフとスエードを使ったスライドキャップのVickey（ヴィッキー）です。
でも今回のお話はこの角度から見ても分かりません。。。(;^_^A
今回お話したいのはソール、底面の仕様についてです。
BROSENTのオーダーの基本仕様はこちらです。
所謂レザーソールのヒデュンチャネルです。
海外ではもっぱらクローズドステッチと呼びます。
日本の職人さんたちはドブ伏せと呼んでいます。
カラーはナチュラルが基本です。
『何だかんだでこれが一番高級そうだよな～』と本間君と相談して決めた仕様＆カラーです。
これをオプションで。。。
オープンチャネル＝オープンステッチ＝ぶち縫い、にすることも可能です。
この場合はお値段が少しお安くなります。
カラーは。。。
ナチュラル以外に、ブラックとブラウンを選択することも可能です。
所謂≪全カラス≫と言われる仕様です。
この場合は追加のオプション料金はかかりません。
さて、では今回ご紹介した２足の底面はどうなっているでしょうか？
まずはLily（リリー）の方から見てみましょう。
ウェスト部分に色が付いて、前がナチュラルになっています。
俗に≪半カラス≫と言われる仕様です。
ウェスト部分を暗くすることで見た目が引き締まり、よりメリハリの付いたグラマラスな印象を与えることが出来ます。
色の部分はヒールの前になるので地面に接することがなく、色の付いた状態を長く保つことが出来ます。
一方Vickey（ヴィッキー）の方は。。。
滑り止めにハーフラバーが貼ってあります。
通常のハーフラバーは。。。
こんな形をしています。
これでは面白くないのでBROSENTではちょっと遊びを加えてみました。
≪逆半カラス調ハーフラバー≫です。
見た目の珍しく高そうに見えると言う事で、意外と好評なオプションです。
と、BROSENTならレザーソールの底面だけでもこれだけ色々な仕様を選択できます。
分からない場合はスタッフに気軽に相談して下さいね！！
≪本日ご紹介したオプションの価格≫
オープンチャネル －2,160円（税込）
全カラス仕上げ ±0円
半カラス仕上げ +3,780円（税込）
ハーフラバー +5,940円（税込）
本日ご紹介した靴は『Ex.93』『Ex.96』でご覧いただけます。
BROSENTの靴の特徴に関しては『BROSENTの靴』でご覧いただけます。
オーダー方法に関しては『How to Order～オーダーの方法』でご覧いただけます。
BROSENTでは「染め替え」「修理」を郵送でご対応致します。
詳しくは『修理＆染替えの郵送でのご依頼』をご覧ください。