本間です。
昨日でSALEも終了して、いよいよ春に向けての
オーダーシーズン到来です。
とは言え、前にも書きましたがSALEを見に来た
お客様が「やっぱりオーダーにします」と
直前に心変わりする事が多く、今月も多数の
オーダーを頂いております。
そんなBROSENTのオーダーシューズですが他店と
大きく異なる特徴は「色が自由に選べる」
手染めのフリーカラーです。
しかもオプション無料です☆
今回ご注文頂いた靴はこの様に頂きました。
「この靴と同じ仕様、色でオーダーしたい」
元々、画像の靴は私が染めた靴ですので勿論お受け致しました。
それでは仕上がりまで順に見ていきましょう。
まずは染料を調合して色を作っていきます。
こんな感じで先ずは紙に色を付けてみて色を微調整していきます。
「赤」を入れたり「茶」を少し足したりしながら・・・
ある程度、色がまとまった所で染色を開始します。
紙に塗った色と実際に「革」に塗った色は勿論発色が異なるのでこの時も様子を伺いながら
薄めに染色します。
同じメーカーの同じ等級の革でも、1足1足すべて質感が異なります。
天然素材だから仕方が無いのですが・・・
同じ配合で作った色で染色してるのに、全然違う色になる事は毎回当たり前の事です。
そこを微調整するのが非常に難しい・・・いまだに1発で決まる事は有りません💦
これが染料で染上げた状態の靴です。
何か、ツヤも無くて微妙ですよね(笑)
ここから、油分や水分を入れて仕上げ作業を行います。
油分や水分が含まれると当然の如く色は濃くなります。
そこも計算しながら染めないといけません。
この染めの段階でイメージの靴と同じ位の色で染めてしまうと油分水分を加えて仕上げると
濃くなり過ぎてしまいます。
その為、やや薄めの色で染める様に注意します。
最終的に仕上がった靴をご覧下さい。
画像右の靴がイメージカラーの靴で左側が染めた靴です。
90%位は近く仕上がってると思います。
この様な感じで「イメージカラー」をお伝え頂ければ、出来る限り近い色で仕上げられる様に
頑張らせて頂きます。
中々、他には無いオーダーシューズの特徴なのをご理解頂けたと思います。
何故、他店ではやらないのか?
やってる私本人が思う所、相当な手間が掛かるからだと思います(;^_^A