モンキーを染めるぞ!?

本間です。

 

トリッカーズのブーツと言えば?

「カントリーブーツ」と並んで人気のモデルが

有りますね☆

 

「モンキーブーツ」です🐒

 

染め替えのご依頼を頂きました!・・・

ここ最近の染め替えの中ではかなり大変な

作業でした(; ・`д・´)

 

だからと言っては何ですが(;^_^A

皆様に、このモンキーブーツが緑色に変化していく

過程をご覧頂きたいなと☆

 

 

それでは☆こちらのお預りした『トリッカーズ モンキーブーツ』の染め替えのご依頼内容は

1、「ライトブラウン」⇒「明るめのグリーン」への染め替え

2、「コバ」「ヒール」をブラックへ

3、「つま先」「カカト」を黒っぽくアンティーク加工

 

上記の様なご依頼でした。

それでは早速、まずは「グリーン」へ色を変えていきます。

 

内部を汚さない様にしっかりとマスキングテープで保護する所からスタートです。

その後、元の色を抜けるだけ抜く脱色作業を行います。

 

ここで大変ポイント・・・このトリッカーズのエイコーンと呼ばれるライトブラウンは

仕上げ剤が強く・・・色々な事から脱色がスムーズに進みません・・・

 

マスキングと脱色だけで半日近く掛かる事も(;^_^A

 

しかしこの処理は後あとの作業や仕上がりに大きく変わってくる為にしっかりと行います。

 

それでは脱色後に「グリーン」の染料を入れていきます。

 

 

 



 

この様な隙間が中々染まらないんです(+o+)

それでも染まるまであの手この手で何とか染めます!

 

この様に、全体をまずはグリーンに近づける1回目の染色の事を私の中では「下地染め」と言っています。

その後、乾かしてから再度全体を染めていきます。

 

2回目の染色は色をしっかりと出す作業を行います。

先の画像が「下地染め」 次の画像が「二度目染め」です。

 


 

「下地染め」の靴はまだ元の薄い茶色が透けて見えてますが、2度目の染色の靴は

だいぶ「グリーン」に深みが出ているのが解ると思います。

 

色抜けを防ぐ為にこの作業を私は最低3回は行います。

※靴によっては4回~5回行う事も御座います。

 

非常に手間が掛かってるのが解って頂けますでしぃうか(;^_^A

この染まり具合が納期に大きく影響してきます。

染まりが悪い靴は「染める」⇒「乾かせる」⇒「染める」⇒「乾かせる」を繰り返し行います。

 

また、この作業ばかりですと革が傷む為、何回かのタイミングで1度保湿して革を落ち着かせてから

再度染色を行ったりと・・・1日、2日じゃとてもじゃ無いけど仕上がりません。

 

革がグリーンにしっかりと染まった事を確認してから、次は仕上げの作業に入ります。

画像を見て頂くと、一気にグリーンのツヤの有る革に変化しているのが解ると思います。

 

 


 

「脱色」や繰り返しの「染色」と過酷な作業に耐えた革は非常に乾燥しています。

しっかりと革が回復する様に「保湿」を行います。

 

その後は艶出しなどを行い仕上げをどんどん進めていきます。

「ライトブラウン」⇒「グリーン」の靴に染め替えが完了です。

 

 



 

ふぅ~(^。^)y-.。o○ 完成・・・?

では御座いません💦

 

今回のご依頼の明るめのグリーンへの染め替えは完了ですが、あと2つご依頼が御座いました。

 

【「コバ」「ヒール」をブラックに「つま先」「カカト」を「アンティーク加工」に☆】

 

最終仕上げを行った靴がコチラで御座います。

 


 

これでご依頼の任務が全て完了です( `ー´)ノ

 

如何でしたか?これだけの時間と技術を使って1足ずつ全てが手作業で行っているんです。

これがBROSENTが誇る技術の1つです!

 

 

染め替え靴の年内お渡し可能日の受付は12月10日までとさせて頂きます。

※お靴によっては年内のお渡しが出来ない場合も御座いますのでご注意ください。

 

お急ぎの方は11月中にご依頼頂けると助かります。

BROSENTの靴の染め替えは郵送でもお受け致します

 

BROSENT自慢のオーダーシューズの作例

 

BROSENTへのアクセス

 

お問い合わせはコチラから