コラム『Remember past order vol.6~俺に言わせろ』

こんにちは、BROSENTの清水です。

BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか?」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います!」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。

長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。

なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい!我々はオーダー屋です!』と言う事を知って頂きたい!と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。

お買い物の参考にして頂ければ幸いです。

では参りましょう!

 

 

オーダーを承り、商品が上がって来た時に時々『やられた。。。』と思う時があります。

本日ご紹介する靴もそんな1足でした。

 

 

モデルはショートウィングのTurner(ターナー)です。

靴でもテーラードでも同じですが、オーダーするのに一番大事なのはイマジネーション、想像力です。

色の合わせや仕様などを自分の頭の中で組み立てて、どういった物が上がるのか想像する。

これが出来るとよりカッコ良い物が出来上がります。

もちろんそのサポートをするために私たちがいる訳ですが、時々私たちの想像を超えるご指定をされるお客様もいらっしゃいます。

 

 

この靴はベースが濃い目のグリーンで、フェイシング=シューレース周りのパーツに何とネイビーのスエードを使いました。

私なら同系色のスエードか、茶系を持って来ていたと思います。

ネイビーは思いつきませんでした。

オーダーを受けて、メーカーに発注。

上り後染めを行うんですが、完成した靴を見て思わず『う~ん。。。なるほど。。。』。

 

実はこの靴をオーダーした方は女性のお客様でした。

やっぱり女性の色彩感覚は優れてますね。

まだまだ修行が足りないようです。。。(-_-;)

たまには外へ出て色々な人と話したり、色々な物を見たり聞いたりしないといけませんね。

『書を捨てよ町へ出よう』です!!

 

 

本日ご紹介した靴は『作例1』⇒『Ex.14』でご覧いただけます。

 

 

 

 

BROSENTでは「染め替え」「修理」を郵送でご対応致します。

詳しくは『修理&染替えの郵送でのご依頼』をご覧ください。