コラム『Remember past order vol.3~俺に言わせろ』

こんにちは、BROSENTの清水です。

BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか?」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います!」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。

長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。

なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい!我々はオーダー屋です!』と言う事を知って頂きたい!と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。

お買い物の参考にして頂ければ幸いです。

では参りましょう!

今も昔も日本の靴屋さんで一番売れるのは黒のキャップトゥ=ストレートチップです。

 

 

雑誌などで『基本だ~基本だ~』と書いてあるせいか圧倒的に人気です。

イタリアやフランスなんかでは『葬式でもあるのか?』って言われちゃうんですけどね。。。

日中の最正装の靴なので大人の男性なら1足は持っていたい靴です。

ですが個人的には1足で良いと思います。

最正装だけに少しでも崩れるともうこのデザインの靴は衣装と合いません。

極論を言いましょう『何にでも合う靴は何ににも合わない』です。

ですがそこは寂しいサラリーマンの懐事情、敢えてスーツにもジャケットにも合う靴が欲しい所。

そこで現在人気急上昇なのが本日ご紹介するダブルモンクです。

 

 

肝は見た目のインパクトとうんちくにあると思います。

パッと見ただけで目を引くデザインは、周りの人から『この人お洒落だ』『この人服装に気を使ってるな』と思わる可能性が非常高いです。

それでいてスーツからジャケットまで使えるんですから言うことなしです。

そして稀代の洒落者として知られるウィンザー公(エドワード8世)が愛好したデザインとなれば誰しもが履きたくなるところです。

 

 

この時は初ダブルモンクを買いたいと言うお客様のオーダーでした。

黒が欲しいんだけど折角のオーダーなんで。。。とお悩みでしたので、物凄く濃いネイビーをご提案させて頂きました。

この位濃いネイビーだと日中明るい所ではネイビーに見えますが、室内や暗い所だと黒に見えます。

黒と同じように使えて、そこにやや柔らかさが加わります。

 

黒靴しか履かない方に是非お勧めしたいカラーです。

 

 

オンタイム常時出動可能なデザイン、色なので天候不問仕様にしたいと言う事でしたので、ソールは英国・ハルボロラバー社のスタッドソールにしました。

ダイナイトソールと一般的に言われていますが、正式にはダイナイトシリーズのスタッドソールです。

因みに同じく有名なリッジウェイソールもダイナイトシリーズの一つです。

 

ご希望を仰って頂ければそれに沿って最適なお靴をお作りいたします。

靴のコンシェルジュとして是非BROSENTをご利用なさってみて下さい!!

 

 

本日ご紹介した靴は『作例1』⇒『Ex.7』でご覧いただけます。

 

 

 

 

BROSENTでは「染め替え」「修理」を郵送でご対応致します。

詳しくは『修理&染替えの郵送でのご依頼』をご覧ください。