こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。
日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第31回目の今回はネイビー/コードヴァン×ネイビー&ベージュ/メッシュのタッセルローファーのご紹介です!
ブランドはスペインのCARMINA(カルミナ)。
セミスクエアが特徴のSIMPSONというラストを使用しています。
イントレ=メッシュを使ったコンビが欲しくてオーダーしたモデルです。
スペインはイントレの生産地として世界的に有名です。
因みにインドも有名です。
以前他のブランドでインドのイントレを使ったことがあるのですが、見事に納期遅れを起こされたことがあります!
メーカーに理由を問い合わせたところ『何でもインドで数十年に一度の大きな宗教儀式があるらしく、職人が全員インダス川にお参りに行っており、素材が入って来ないんだ。。。』と言われたことがあります( ゚Д゚)
『なら仕方ないか。。。(;^_^A』と言う感じです。。。
話が逸れました。。。
コンビパターンはウィングとカウンターがネイビーのコードヴァン、その他がネイビーとベージュのイントレです。
履き口周りのパイピングにはネイビーのカーフを使用していますが、パイピングにするにはコードヴァンは厚すぎるからという理由です。
秋冬素材のコードヴァンに、夏素材のイントレのコンビと言うかなりクレージーなコンビとなっています。
メーカーの人からも『アホか!』と言われました。。。
欧米の人は春夏にコードヴァン履きませんからね~。。。
日本人位です、履いてるの。。。コードヴァンと言う素材自体は入って来ても、コードヴァンを履く文化自体は入って来なかったんでしょうね(;^_^A
上から見るとこんな感じです。
クレージーだけどかっこ良いと思いませんか!?
まぁちょっとトゥだけ重厚感があるのは否めませんが。。。(;^_^A
タッセルもコードヴァン製です!
以前ホーウィンの工場に伺ったことがあるのですが、ホーウィン社の社長が『今うちと直接取引しているメーカーで一番良い靴を作っているのはALBALADEJO(当時の名称)だ』と言っていました。
納得の1足です。
ホーウィン社のお話は以前ブログにも書いているので興味のある方は是非お読みください。⇒『こちら』
如何でしたか?
人に何と言われようが自分がかっこ良いと思った物を身に着ける!
すると好きな物同士なんで意外とバランスよく見えるものです!
日本中のスペクテーター、コンビ靴好きの皆さん、BROSENTで自分の好きなスペクテーターを是非お作り下さい!!
≪お客様の逸足≫
BROSENTのお客様がお作りになったカッコ良いスペクテーターのご紹介です!