こんにちは、BROSENTの清水です。
不思議なことにサイトの定番メニューで大きく謳っている訳ではないのに、ヌメ革によるサイズ調整=大きな靴の調整のご相談が連発しております。
最近ではわざわざ地方からお越しのお客様も!(@ ̄□ ̄@;)!!
まぁ小さい靴を伸ばす作業は専用の道具を入れるだけなのでそれほど難しくはありませんが、大きな靴の調整はフィッティングを確認しながらの作業となるので、誰でも出来るって訳じゃないので、ありがたいと言えばありがたいのですか(;^_^A
そんな作業を繰り返している内に私確信したことがあります!!
ベースは上の写真を使います。
これはBROSENTの靴の中底=インソールの型を元に切られています。
なのでBROSENTの靴なら調整は不要です。
その他の靴の場合はまずこのベースの型を入れて誤差を確認します。
で、まずはベースとなるサイズのインソールの線を描いていきます。
その後先程確認した誤差を描いていきます。
するとこんな感じになります。
黒線がベースとなる型で、赤線が誤差です。
ここで話は元に戻ります。
実はどの靴をやっても大体このような赤線になることが殆どなんです。
BROSENTの靴は前方、靴のつま先寄りが大きく内側に振っているのが分かると思います。
因みに赤線は皆さん良くご存知の英国の某有名メーカーの型です。
『良い、良い!』と言う方が多いですが、実は木型はこんなに真っすぐなんです。
木型が真っすぐだと親指側が不自然に圧迫されるので、逆側の小指が痛くなります。
一般的に足って内側に振ってますから当然です。
うちの本間君はここの靴を長く履いていた為小指にタコが出来て痛いそうです(T_T)
でもうちの靴を履いている時は痛くないそうです!!
続いて後半部分、かかと側を見てみましょう。
一番違うのがウェスト、土踏まずの部分です。
今まで結構な数の調整をこなしてきましたが、BROSENTの靴より土踏まずが絞り込まれている靴はごくごく稀です。
これに別注のかかとの芯が入る訳ですから履き心地は良いに決まっています。
と言う訳で、フリーカラーシステムなど派手なイメージがあるかもしれないBROSENTの靴ですが、こんな基本的なところに一番拘って作ってるんだよ、と言うお話でした。
論より証拠、是非一度足入れをしにいらっしゃって下さい!!
タコ、痛くないかもですよ(笑)
インソール調整にご興味のある方は過去のブログをご参照ください!⇒『こちら』
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