ブログ『シューズバッグ百花繚乱vol.1』

こんにちは、BROSENTの清水です。
少し前にオリジナルのシューズバッグを作ったお話をしました。(⇒『こちら』
海外でも多くのメーカーがオリジナルのシューズバッグを作っています。
実は私以前シューズバッグを集めておりまして、結構珍しいレア物も持っております。
今回はそのコレクションの一部を二回に分けてご紹介させて頂きます。
革靴、いやシューズバッグに興味のない方は全く興味のないお話です(;^_^A
では行ってみましょう!!

 

まずは英国王室ご用達、ロイヤルワラントメーカーTricker's(トリッカーズ)から。

 

 

短靴、ブーツなど靴の種類によって大きさは数種類ありますが、現在通常手に入るタイプはこちらの青のタイプです。

 

 

以前はこんなレザーのパッチが付いたタイプも存在していました。
で、Tricker'sの極め付けがこちら。

 

 

赤です。
素材はネルではなくフェルトっぽい素材が使われています。
何か新しいコレクションを出そうとした時に『こんなの有るよ』と言われた時に、もらったような気がします。。。(;^_^A

 

 

続いては同じく英国のCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)。
クロケットにはスタンダードと呼ばれる通常ラインと、ハンドグレードと呼ばれる高級ラインが存在しています。
因みにハンドグレードと言ってもハンドメイドではありません。
アッパーやソールの部材に良い物を使っていたり、出し縫い(ソールを付ける為の縫い)が伏せて(隠して)あったりと、仕様がちょっと高級になっているのが違いです。

 

 

現在スタンダードの付いているのがこの緑のタイプです。

 

 

で、ハンドグレードについているのがこちらの青のタイプです。
スタンダードの緑の物より生地が若干厚めに出来ています。

スタンダードの方は私がこの業界に入った20年以上前からこれだった記憶が有ります。
ですがハンドグレードは一度変更されています。
それがこちら。

 

 

レザーパッチ付きです。
前述のTricker'sでも同じようなタイプを使っていますが、奇しくも両社とも止めてしまっています。
多分高いんでしょうね。。。(;^_^A

で、C&Jの極め付けがこちら!

 

 

黒の生地に赤い革のパッチです!
これはまぁまぁ貴重だと思います。
こちらは2004年に出した創業125周年記念モデルに付いていた物です。
因みに箱も黒でした。


第1回目の最後はこちら。

 

 

同じく英国のJohn Spencer(ジョン・スペンサー)です。
ノーサンプトン(正確にはノーサンプトンシャーなので郊外です)のメーカーの中では中間価格帯をメインとするメーカーでしたが、1990年代に惜しくも倒産してしまいました。
その後2002年にブランドとしては復活を果たしましたが、靴の生産はスペインやポルトガルで行っています。
こちらのシューズバッグは倒産前に付いていた物です。
こちらもレア物ですね。

 

如何でしたでしょうか?
一口にシューズバッグと言っても色々と個性があって面白いです。
次回はイギリス以外のメーカーのシューズバッグをご紹介する予定です。
お楽しみに!!

 

 

 

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