こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。
日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第15回目の今回はブラック/カーフ×グレー/スエードのパンチドキャップトゥのご紹介です!
こちらは前職時代に作った当時働いていたお店のオリジナルの上級ラインをパターンオーダーしたものです。
1920~1930年代の靴の雰囲気が出ていて、デザイン的には気に入っています。
コンビパターンはキャップ&フェイシング&カウンターパーツがブラックカーフ、ヴァンプ&クウォーターがグレースエードです。
まぁいつものパターンです。。。(;^_^A
上から見るとこんな感じです。
正直上から見ると普通ですね。。。
スペクテーターだ、と言う以外面白味はありません。
ところがこの靴横から見るととても面白いんです。
じゃじゃん!
変わったデザインでしょう!?
クウォーター(踵のパーツ)のパーフォレーション(穴飾り)が途中でストップしています。
またレースステイのパーフォレーションとクウォーターのパーフォレーションのデザイン&サイズを変えてあるのです。
1920~1930年代には、サイドのデザインに変わった靴が沢山あったようです。
メンズシューズはトゥのデザインにバラエティが無いので、細かいディティールに変化を付けるしかありません。
この靴はそんな『ちょい変り靴』の良い例ではないでしょうか?
如何でしたか?
男性だって女性のように足元のお洒落を楽しんでも良いのではないでしょうか?
そんな時は『ちょい変り靴』やスペクテーターを是非ご活用ください!!
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